2012年02月07日
続 レアニウムC2000S ②
まいど!
シマノのレアニウムC2000sの続きをやりたいと思います!!
んで、今回は組み上げながら、いろいろとやっていきたいと思います!
本当はすぐにアップしようと思ったのですが、普段使っているパソコンが壊れてしまったので、遅れてしまいました…。
最近良く物が壊れて出費が…。パソコン、偏光グラス、車、エアブラシ…どれも出費が掛かります…。
PTFEでご連絡が取れない!返信が遅いなどかなりご迷惑をかけております。
これから、順次ご連絡をしますのでお待ちください!!
本日、ようやっとパソコンは修理から上がったので、新品同様になったパソコンで続きを行きたいと思います!!
それでは、まずはオシュレート周りを組んでいきたいと思います!!
まずは、組む前に前処理として、No.77とNo.78の摺動子ガイドAとBと言うシャフトをコンパウンドで綺麗に磨きます!
もちろん!寸法が変わるほど(リューターなどのバフ研磨等)磨いてはダメです!!
自分はいつものマザーズで、手磨きでやっております。
そうしたら、オシュレート部分のパーツすべてに、PTFEのtypeBでコーティングを掛けます!!
特に、クロスシャフト前側のベアリング増し出来ないプラスティックブッシュには超お勧めです!!
金属とプラパーツの潤滑ではすごく調子が良くなります!!もともと、07ルビアスの1000番を買った時にピニオンの下側の潤滑で使ったのが初めなので、良くなると思います!!
それでは組み上げていきたいと思います。
まずは、ボディー側にクロスギアの駆動ギアを入れます。
次にボディーうしろ側からクロスシャフトを入れるのですが、入れる前にクロスシャフトの溝部分にグリスを添付しておきます。今回使ったグリスはスーパールーベをほんの少しだけオイル割りしてやわらかくしたものを使いました!
始めて組んだ時にシマノ純正DG06で組んだのですが、クロスギア内を遊ぶ感じが若干したのでここでは少し粘度があるグリスで組みました!
入れたら、次にNo.41の黒いプラ製の座金入れて、前回載せた追加ベアリングを入れます!
ベアリングの後ろに、前回載せたクリアランス調整シムリングを入れます。今回は0.5mm×1と0.1mm×2枚と0.05mmを1枚入れました!予想通り0.05を1枚抜かないと抵抗があり過ぎてしまったので、抜くことにしました!!!
今度はクロスギアの逆側…ローラークラッチ側のブッシュを入れるのですが、ブッシュを入れる前にここでクリアランス調整用の0.1mmのステンレスシムリングを入れてやります!
自分のレアニウムが、クロスギア駆動ギア→ブッシュ→0.1mmプラスティック座金→ローラークラッチでふたの順番だったので、この0.1mmのプラ座金がずれちゃうことがあるので、展開図通りに戻しました!
それと、プラ座金からステンレスにすることによって、耐久性が上がるのと、長期使用でのクリアランス変化をなるべく抑えるようにしました!!
ここの潤滑は、PTFEコーティングと軽めのオイルで潤滑してあげてください!
次に、メインシャフトと、オシュレーティングスライダーを組むのですが、まずはスライダー…シマノだと摺動子側を組んできたいと思います!!
まずは、摺動子のふたを開けて、プラ座金とクロスギアピンカラーとクロスギアピンを抜きます!!
一度洗浄して、乾燥後にPTFE処理をして、組み始めます。
まずは、クロスギアピンを入れて、次に追加用ベアリングを入れます。そして最後にふたを閉めれば摺動子はオッケーです!!
前回書いたのですが、組み上げの時にはピンカラーの上のプラ座金は使いません!これはピンカラーとプラ座金の厚さが合計2.5mmとなるので、ベアリングだけでクリアランスが保てるためです!!
それと、ここのベアリングは前回書いた通り脱脂せず、グリスインのまま使った方が調子が良いです!!
メインシャフト側が組めたのなら、メインシャフトを本体に組みつけてください!
組みつけたら摺動子ガイドAとBを組みつけて、軽めのオイルで潤滑させたら、ボディーうしろ側のNo.74のクロスギア軸カバーを取り付けてふたをすれば、オシュレート部分は完成です!!
組み上げたときに、抵抗なく回ることを確認してください!!
オシュレートまで組みましたが、シマノすごい!!って思ったのが、スライダーの支持がメインシャフトと摺動子ガイドのAとBの3点で支持しているので、ダイワの2点支持よりガタが無く非常にスムーズと言うことと、クロスギアピン…ダイワで言うポールが初めから加工しなくてもちゃんと面とりしてある点がすごいと思いました!
んでもって、次にピニオン周りを組んでいきたいと思います!!
まずは下処理で、ピニオンのメインシャフトが通っている穴をコンパウンドで磨きます。
これは、TD系でやった通り綿棒か何かで、寸法が変わらないくらいに磨いてください!!
画像を撮っておいていなかったので、画像はイグニスですがこんな感じでやってみてください!
そうしたら、次に少し加工が必要になるチューンをやっていきたいと思います!!
このレアニウムってリールは、ピニオンを支持しているのが、真ん中のベアリング一つと、ピニオン下側はただのプラカラー(N0.39)となっています!
ダイワで言ったら、イグジストやルビアスの1000番みたいな感じになっています!
このプラカラー方式だと、抵抗が大きく巻きが重たくなる原因となっています!
実際にそのまま組んでみると、ほかの部分で少しは良くなるのですが劇的には巻きが軽くなることは無いのです!
本当はここをベアリングにしてあげるとかなり改善できるのですが、構造上どうやってもベアリングには出来ませんでした!
なので、今回は少し加工して改善できるようにしたいと思います!
それでは加工法ですが、簡単に言えば付け根のプラカラーを短く削って、摺動面を減らし抵抗を少なくするという方法です!
ピニオン単体にして、ノーマル状態のプラカラーをピニオンの下側にかかぶせてみると、ノーマル状態だとかなりの部分がかぶっている思います!
結果、このかぶっている部分が多ければ多いほど抵抗が大きくなるので、プラカラーを短くしてやり、かぶっている量を減らし抵抗を押さえます!
やり方は、簡単です!プラカラーのボディーうしろ側を、600~800番程度の耐水ペーパーを平らな板の上に置いて、カラーを8の字を描くようにして削るだけです!!
自分は、プラカラーに腕が生えていると思うのですが、この腕部分ぐらいまで削りました!
削った後は、削り口のバリを取ってください!!
↓がノーマル状態…では無く、少しだけ削った後の画像ですが、この画像よりはさらに短くなっていると思います!大体2~3mmほど研磨しました!
そうしたら、PTFEをコーティング後、軽めのオイルで潤滑させてやると、かなり軽くなってくると思います!
ここも、PTFEのtypeBコートがかなり効きます!金属対樹脂の潤滑ではかなり良くなると思います!!
ここまでやったら組んでみたいと思います!
まずは、先ほど加工したカラーを組みつけた状態のピニオンをメインシャフトに通しながらボディーに組んでやります!組んだらベアリングを入れ、最後にローラークラッチをボルトで固定します。
ローラークラッチの中のリングを入れればボディー側の組みつけは終了です!!
次に、メインギアを入れて足つきのボディーとドッキングさせます!
んで、メインギアへのグリスは今回は今月のアングリングファンにも載っていた、ヘッジホッグさんのプロトグリスを使いました!!
今回、雑誌出たのでようやっと公開出来ました!!
実は、このブログを通して某プロチューナーさんとお知り合いになり、その人経由で結構前からグリスとオイルのテストをさせていただいていました!!
まだ、発売までの最終段階なので詳しい詳細は書けませんが、使っているベースの内容など見せてもらったのですが、驚くほど良いものを使っていたり、潤滑性能や油膜保持性能など、かなりヤバいです!!
なので、ギアなどの金属同士の耐摩耗性などは、実際に使ってみてすごくいいです!!そのため、ごく少量でも効果が発揮できるので、グリスの入れすぎでの巻き重りなどのトラブルが減ると思います!
さらに、クッション性能がいいので、巻き心地がかなりよくなります!!
粘度もかなり考えてあるので、絶妙で凄く使いやすいです!!
このカテゴリーでは一番最後に出すものなので、間違え無く良いものだと思います!!
オイルも、グリス同様に最高ランクのベースを使っているので性能は間違えないのと、さすがベアリング屋さんが作ったオイル!!粘度が絶妙で本当に使いやすいと思います!!
値段もなるべく安く出せるようにただいま調整中らしいので、値段によってはこれからのリールチューンの新定番となると思います!!
んでもって、ギアのクリアランスですが、純正状態でほぼクリアランスゼロだったので、0.5mm抜いて見ました!
クリアランスが増えたことで、さらに軽くなりました!!
ボディーをドッキングさせて(以前書きましたが合わせ面は必ず清掃して下さい!!)、ねじ止めするのですが、前回も書きましたがねじがタッピングビス…木ねじタイプなので、入れ方を間違えると自分でねじを切りながら入ってしまうので、注意が必要です!!
もし、ねじを新たに切ってしまうと、そのねじ穴がだめになってしまうので、お気をつけ下さい!!
なんだかすごく重たい!!や、ねじが斜めに入って行ってる!!などありましたら、すぐにやめてください!!
特に、このシマノのCI4は素材がやわらかいので、新たにねじを切ったり、斜めに入ったりしやすいので、特に注意してください!!
ちゃんと、今までねじが切ってあるねじ山に入るようにしてください!!
そうしたら、ローターを取り付けます!!
最近ですが、ローターの取り付け方法を少しだけ変えました!!
ここ最近ナットの締め込みによるピニオンベアリングの負荷がかかり過ぎないように、あまり締めすぎないようにしています!!
締めすぎると、ベアリングの痛みが早いのと、各カラー類がつぶれて寸法が変わってしまい、ギアの歯当たりが変わってしまいごろつく原因となってしまうための対策です!!
そのため、ローターナットが緩みやすくなるのですが、通常ローターナットを取り付け後に、ロックボルトを入れてナットの緩み止めをするのですが、ロックボルトとナットが良い位置にいないことが多いので、ねじロック材を使って緩み止めをする方法をやっています!!
今使っているねじロック材は、ねじロック剤の定番のロックタイトの222という低強度タイプのものを使っています!!
値段は、ホームセンターで売っている一番小さいもので、5~600円程度で買えると思います。
色は紫色で、低強度なのでリールなどで使う小径ねじなどではちょうどいい強度のロック剤です!しかも、バラス時は高強度のロック剤みたいに熱を入れたりしなくても工具で簡単に緩めることができるので、使い勝手が良いと思います!!
使い方は、ピニオンのねじ部とローターナットをよく脱脂&乾燥させてから、ナットのねじ山部に一滴たらしてねじを締めるだけでロック完了です!!
嫌気性ロック剤なので、ねじを締めて空気と触れなくなると固まります!!大体1時間もすれば完全硬化すると思います!!
気をつけないといけないのは、ナットをピニオンに入れるときに、メインシャフトに触れないようにするのが一点と、ごく少量意でもちゃんと固まるので、添付しすぎない!!その2点に気をつけてください!!
その後、ボディー後ろ側のメッキパーツを取り付けると、本体側は完了です!!
すみません!画像を撮り忘れて画像が無いのですが、ラインローラーのベアリング交換とドラグのO/Hをしました!!
そこまでやるとすべて終了です!!!
んで、最後にハンドルをつけて回したのですが…。
ノーマル状態と比べ物にならないくらい化けました!!
初動から軽くなり、巻きもかなり軽くなりました!!巻き心地もシマノのギアなのですごく調子良くて、良くある軽くしてまき心地が低下するようなことが無く非常にスムーズです!!
空回の段階ではかなりいいのですが、実釣で良くなければ意味が無いので実際に宮城AVさんに行ってテストしました!!
タックルセッティングは、ロッドは峰岸のトラスト68にラインはバリバスのトラウトアドバンス2.5lb、ルアーは最近良く使うFドラック1.2gでつりをしました!!
実際に釣りをしてみて、組んだ時のような軽くてなめらかな巻心地のままでした!!
ダイワにはない滑らかさで初めは感覚がつかめなかったのですが、慣れるとやみつきですね!!
よくある、ラインテンションがかかるとオシュレートからガタ感が出たり、引っ掛かりが出たりなどのトラブルもなく非常になめらかで調子がいいです!!
それと、シマノ系のリールだとリールで当たりが取りずらいと言うのも、さすがにノーマル状態だと取りづらいのですが、チューン後はちゃんとリールで当たりが取れるし、藻が絡んだり、ラインクロスなどのルアーがちゃんと泳いでいない違和感も一瞬で分かるくらい感度も良好です!!
いじったダイワに比べると少しだけ巻が重いですが、全然使えると思います!!
ただ、ドラグがやっぱりしょっぱいなぁ…。
ちょうど、自分の知り合いで10ステラと07ステラと04ステラを持っている人に借りて比べてみたのですが、やはり素材の差と精度の差なのか、マグボディーのステラは巻いた感じがカッチリした感じと、わずかな振動もリール全体に響かせる感じがするのですが、樹脂ボディーのレアニウムは巻いた感じが柔らかいって感じるのと、素材が柔らかいのでわずかな振動が響くような感じはあまりしませんでした!
やはり値段の差からくる精度や素材の差だと思います。
それでもチューンドレアニウムは10にはかないませんが07や04よりは巻感が軽かったと思います!!
比較的いじりやすいし、チューニング後はかなり化けるし、自重も軽いし、何より安いし!!かなりおすすめなリールです!!
自分も、もう一台ほしいな…。
それでも、一応新しく出るバンキッシュを買う予定なのと、今年のシマノのカタログにはCI4+になった新しいレアニウムが出ていたので今度はこれをいじろうかな?
それと多分、新しいレアニウムが出ると現行のレアニウムの値段が一気に下がるのでこれを狙ってもう一台買おうかな??
んで、今回チューニングにかかった費用も、約6000円ぐらいで済んだと思います!!
ベアリングが少ないのと、いじる個所が少ないので、安くなったと思います!!
今回はベアリングをヘッジホッグさんのものを使ったので、もしモノタロウさんで購入するともっと安くなると思います!!
でも、ちょっと大きめのベアリングは精度の差が出やすいので失敗したくないのであれば、良い奴を使った方が安上がりになると思います!!
それと、いつもの通りなんですが、今回やったことはすべてふぁんふぁん的思想なので、これが正解ではございません!!!
もしかしたら、間違っているし、違うやり方がいいかもしれませんし、たまたま自分だけよかった!!ってこともあるので…
いつも言うのですが、各自自己責任でやってください!!
特にシマノはいじると保証が効かなくなるのと、メーカーO/Hもしてくれないそうなので、いじる場合はそれを加味してやってみてください!!
ってか、たぶんこのブログを見ている方なら、相当なことがない限りメーカーO/Hなんて出さないと思うので、大丈夫か!!
こんな感じで、これからいろいろと新しいことにチャレンジしていくのでよろしくお願いします!!
ここ最近の新しい挑戦は…ロッドをいじってます!! 上手く良くはまだ分かりませんが、今のところはかなり自分の理想になっています!!
ブランクス、ロッドカラー、グリップ、スレッド、ガイド…と今まで自分が欲しい!!ってものをコツコツ作っています!!
これも、そのうちブログにアップしたいと思います!!
それと、始めに書きましたが、PTFEでご連絡が途絶えている方が大勢いると思いますが、大変申し訳ないのですがこれからご連絡しますのでもう少しお待ちください!!
そんじゃ!!
シマノのレアニウムC2000sの続きをやりたいと思います!!
んで、今回は組み上げながら、いろいろとやっていきたいと思います!
本当はすぐにアップしようと思ったのですが、普段使っているパソコンが壊れてしまったので、遅れてしまいました…。
最近良く物が壊れて出費が…。パソコン、偏光グラス、車、エアブラシ…どれも出費が掛かります…。
PTFEでご連絡が取れない!返信が遅いなどかなりご迷惑をかけております。
これから、順次ご連絡をしますのでお待ちください!!
本日、ようやっとパソコンは修理から上がったので、新品同様になったパソコンで続きを行きたいと思います!!
それでは、まずはオシュレート周りを組んでいきたいと思います!!
まずは、組む前に前処理として、No.77とNo.78の摺動子ガイドAとBと言うシャフトをコンパウンドで綺麗に磨きます!
もちろん!寸法が変わるほど(リューターなどのバフ研磨等)磨いてはダメです!!
自分はいつものマザーズで、手磨きでやっております。
そうしたら、オシュレート部分のパーツすべてに、PTFEのtypeBでコーティングを掛けます!!
特に、クロスシャフト前側のベアリング増し出来ないプラスティックブッシュには超お勧めです!!
金属とプラパーツの潤滑ではすごく調子が良くなります!!もともと、07ルビアスの1000番を買った時にピニオンの下側の潤滑で使ったのが初めなので、良くなると思います!!
それでは組み上げていきたいと思います。
まずは、ボディー側にクロスギアの駆動ギアを入れます。
次にボディーうしろ側からクロスシャフトを入れるのですが、入れる前にクロスシャフトの溝部分にグリスを添付しておきます。今回使ったグリスはスーパールーベをほんの少しだけオイル割りしてやわらかくしたものを使いました!
始めて組んだ時にシマノ純正DG06で組んだのですが、クロスギア内を遊ぶ感じが若干したのでここでは少し粘度があるグリスで組みました!
入れたら、次にNo.41の黒いプラ製の座金入れて、前回載せた追加ベアリングを入れます!
ベアリングの後ろに、前回載せたクリアランス調整シムリングを入れます。今回は0.5mm×1と0.1mm×2枚と0.05mmを1枚入れました!予想通り0.05を1枚抜かないと抵抗があり過ぎてしまったので、抜くことにしました!!!
今度はクロスギアの逆側…ローラークラッチ側のブッシュを入れるのですが、ブッシュを入れる前にここでクリアランス調整用の0.1mmのステンレスシムリングを入れてやります!
自分のレアニウムが、クロスギア駆動ギア→ブッシュ→0.1mmプラスティック座金→ローラークラッチでふたの順番だったので、この0.1mmのプラ座金がずれちゃうことがあるので、展開図通りに戻しました!
それと、プラ座金からステンレスにすることによって、耐久性が上がるのと、長期使用でのクリアランス変化をなるべく抑えるようにしました!!
ここの潤滑は、PTFEコーティングと軽めのオイルで潤滑してあげてください!
次に、メインシャフトと、オシュレーティングスライダーを組むのですが、まずはスライダー…シマノだと摺動子側を組んできたいと思います!!
まずは、摺動子のふたを開けて、プラ座金とクロスギアピンカラーとクロスギアピンを抜きます!!
一度洗浄して、乾燥後にPTFE処理をして、組み始めます。
まずは、クロスギアピンを入れて、次に追加用ベアリングを入れます。そして最後にふたを閉めれば摺動子はオッケーです!!
前回書いたのですが、組み上げの時にはピンカラーの上のプラ座金は使いません!これはピンカラーとプラ座金の厚さが合計2.5mmとなるので、ベアリングだけでクリアランスが保てるためです!!
それと、ここのベアリングは前回書いた通り脱脂せず、グリスインのまま使った方が調子が良いです!!
メインシャフト側が組めたのなら、メインシャフトを本体に組みつけてください!
組みつけたら摺動子ガイドAとBを組みつけて、軽めのオイルで潤滑させたら、ボディーうしろ側のNo.74のクロスギア軸カバーを取り付けてふたをすれば、オシュレート部分は完成です!!
組み上げたときに、抵抗なく回ることを確認してください!!
オシュレートまで組みましたが、シマノすごい!!って思ったのが、スライダーの支持がメインシャフトと摺動子ガイドのAとBの3点で支持しているので、ダイワの2点支持よりガタが無く非常にスムーズと言うことと、クロスギアピン…ダイワで言うポールが初めから加工しなくてもちゃんと面とりしてある点がすごいと思いました!
んでもって、次にピニオン周りを組んでいきたいと思います!!
まずは下処理で、ピニオンのメインシャフトが通っている穴をコンパウンドで磨きます。
これは、TD系でやった通り綿棒か何かで、寸法が変わらないくらいに磨いてください!!
画像を撮っておいていなかったので、画像はイグニスですがこんな感じでやってみてください!
そうしたら、次に少し加工が必要になるチューンをやっていきたいと思います!!
このレアニウムってリールは、ピニオンを支持しているのが、真ん中のベアリング一つと、ピニオン下側はただのプラカラー(N0.39)となっています!
ダイワで言ったら、イグジストやルビアスの1000番みたいな感じになっています!
このプラカラー方式だと、抵抗が大きく巻きが重たくなる原因となっています!
実際にそのまま組んでみると、ほかの部分で少しは良くなるのですが劇的には巻きが軽くなることは無いのです!
本当はここをベアリングにしてあげるとかなり改善できるのですが、構造上どうやってもベアリングには出来ませんでした!
なので、今回は少し加工して改善できるようにしたいと思います!
それでは加工法ですが、簡単に言えば付け根のプラカラーを短く削って、摺動面を減らし抵抗を少なくするという方法です!
ピニオン単体にして、ノーマル状態のプラカラーをピニオンの下側にかかぶせてみると、ノーマル状態だとかなりの部分がかぶっている思います!
結果、このかぶっている部分が多ければ多いほど抵抗が大きくなるので、プラカラーを短くしてやり、かぶっている量を減らし抵抗を押さえます!
やり方は、簡単です!プラカラーのボディーうしろ側を、600~800番程度の耐水ペーパーを平らな板の上に置いて、カラーを8の字を描くようにして削るだけです!!
自分は、プラカラーに腕が生えていると思うのですが、この腕部分ぐらいまで削りました!
削った後は、削り口のバリを取ってください!!
↓がノーマル状態…では無く、少しだけ削った後の画像ですが、この画像よりはさらに短くなっていると思います!大体2~3mmほど研磨しました!
そうしたら、PTFEをコーティング後、軽めのオイルで潤滑させてやると、かなり軽くなってくると思います!
ここも、PTFEのtypeBコートがかなり効きます!金属対樹脂の潤滑ではかなり良くなると思います!!
ここまでやったら組んでみたいと思います!
まずは、先ほど加工したカラーを組みつけた状態のピニオンをメインシャフトに通しながらボディーに組んでやります!組んだらベアリングを入れ、最後にローラークラッチをボルトで固定します。
ローラークラッチの中のリングを入れればボディー側の組みつけは終了です!!
次に、メインギアを入れて足つきのボディーとドッキングさせます!
んで、メインギアへのグリスは今回は今月のアングリングファンにも載っていた、ヘッジホッグさんのプロトグリスを使いました!!
今回、雑誌出たのでようやっと公開出来ました!!
実は、このブログを通して某プロチューナーさんとお知り合いになり、その人経由で結構前からグリスとオイルのテストをさせていただいていました!!
まだ、発売までの最終段階なので詳しい詳細は書けませんが、使っているベースの内容など見せてもらったのですが、驚くほど良いものを使っていたり、潤滑性能や油膜保持性能など、かなりヤバいです!!
なので、ギアなどの金属同士の耐摩耗性などは、実際に使ってみてすごくいいです!!そのため、ごく少量でも効果が発揮できるので、グリスの入れすぎでの巻き重りなどのトラブルが減ると思います!
さらに、クッション性能がいいので、巻き心地がかなりよくなります!!
粘度もかなり考えてあるので、絶妙で凄く使いやすいです!!
このカテゴリーでは一番最後に出すものなので、間違え無く良いものだと思います!!
オイルも、グリス同様に最高ランクのベースを使っているので性能は間違えないのと、さすがベアリング屋さんが作ったオイル!!粘度が絶妙で本当に使いやすいと思います!!
値段もなるべく安く出せるようにただいま調整中らしいので、値段によってはこれからのリールチューンの新定番となると思います!!
んでもって、ギアのクリアランスですが、純正状態でほぼクリアランスゼロだったので、0.5mm抜いて見ました!
クリアランスが増えたことで、さらに軽くなりました!!
ボディーをドッキングさせて(以前書きましたが合わせ面は必ず清掃して下さい!!)、ねじ止めするのですが、前回も書きましたがねじがタッピングビス…木ねじタイプなので、入れ方を間違えると自分でねじを切りながら入ってしまうので、注意が必要です!!
もし、ねじを新たに切ってしまうと、そのねじ穴がだめになってしまうので、お気をつけ下さい!!
なんだかすごく重たい!!や、ねじが斜めに入って行ってる!!などありましたら、すぐにやめてください!!
特に、このシマノのCI4は素材がやわらかいので、新たにねじを切ったり、斜めに入ったりしやすいので、特に注意してください!!
ちゃんと、今までねじが切ってあるねじ山に入るようにしてください!!
そうしたら、ローターを取り付けます!!
最近ですが、ローターの取り付け方法を少しだけ変えました!!
ここ最近ナットの締め込みによるピニオンベアリングの負荷がかかり過ぎないように、あまり締めすぎないようにしています!!
締めすぎると、ベアリングの痛みが早いのと、各カラー類がつぶれて寸法が変わってしまい、ギアの歯当たりが変わってしまいごろつく原因となってしまうための対策です!!
そのため、ローターナットが緩みやすくなるのですが、通常ローターナットを取り付け後に、ロックボルトを入れてナットの緩み止めをするのですが、ロックボルトとナットが良い位置にいないことが多いので、ねじロック材を使って緩み止めをする方法をやっています!!
今使っているねじロック材は、ねじロック剤の定番のロックタイトの222という低強度タイプのものを使っています!!
値段は、ホームセンターで売っている一番小さいもので、5~600円程度で買えると思います。
色は紫色で、低強度なのでリールなどで使う小径ねじなどではちょうどいい強度のロック剤です!しかも、バラス時は高強度のロック剤みたいに熱を入れたりしなくても工具で簡単に緩めることができるので、使い勝手が良いと思います!!
使い方は、ピニオンのねじ部とローターナットをよく脱脂&乾燥させてから、ナットのねじ山部に一滴たらしてねじを締めるだけでロック完了です!!
嫌気性ロック剤なので、ねじを締めて空気と触れなくなると固まります!!大体1時間もすれば完全硬化すると思います!!
気をつけないといけないのは、ナットをピニオンに入れるときに、メインシャフトに触れないようにするのが一点と、ごく少量意でもちゃんと固まるので、添付しすぎない!!その2点に気をつけてください!!
その後、ボディー後ろ側のメッキパーツを取り付けると、本体側は完了です!!
すみません!画像を撮り忘れて画像が無いのですが、ラインローラーのベアリング交換とドラグのO/Hをしました!!
そこまでやるとすべて終了です!!!
んで、最後にハンドルをつけて回したのですが…。
ノーマル状態と比べ物にならないくらい化けました!!
初動から軽くなり、巻きもかなり軽くなりました!!巻き心地もシマノのギアなのですごく調子良くて、良くある軽くしてまき心地が低下するようなことが無く非常にスムーズです!!
空回の段階ではかなりいいのですが、実釣で良くなければ意味が無いので実際に宮城AVさんに行ってテストしました!!
タックルセッティングは、ロッドは峰岸のトラスト68にラインはバリバスのトラウトアドバンス2.5lb、ルアーは最近良く使うFドラック1.2gでつりをしました!!
実際に釣りをしてみて、組んだ時のような軽くてなめらかな巻心地のままでした!!
ダイワにはない滑らかさで初めは感覚がつかめなかったのですが、慣れるとやみつきですね!!
よくある、ラインテンションがかかるとオシュレートからガタ感が出たり、引っ掛かりが出たりなどのトラブルもなく非常になめらかで調子がいいです!!
それと、シマノ系のリールだとリールで当たりが取りずらいと言うのも、さすがにノーマル状態だと取りづらいのですが、チューン後はちゃんとリールで当たりが取れるし、藻が絡んだり、ラインクロスなどのルアーがちゃんと泳いでいない違和感も一瞬で分かるくらい感度も良好です!!
いじったダイワに比べると少しだけ巻が重いですが、全然使えると思います!!
ただ、ドラグがやっぱりしょっぱいなぁ…。
ちょうど、自分の知り合いで10ステラと07ステラと04ステラを持っている人に借りて比べてみたのですが、やはり素材の差と精度の差なのか、マグボディーのステラは巻いた感じがカッチリした感じと、わずかな振動もリール全体に響かせる感じがするのですが、樹脂ボディーのレアニウムは巻いた感じが柔らかいって感じるのと、素材が柔らかいのでわずかな振動が響くような感じはあまりしませんでした!
やはり値段の差からくる精度や素材の差だと思います。
それでもチューンドレアニウムは10にはかないませんが07や04よりは巻感が軽かったと思います!!
比較的いじりやすいし、チューニング後はかなり化けるし、自重も軽いし、何より安いし!!かなりおすすめなリールです!!
自分も、もう一台ほしいな…。
それでも、一応新しく出るバンキッシュを買う予定なのと、今年のシマノのカタログにはCI4+になった新しいレアニウムが出ていたので今度はこれをいじろうかな?
それと多分、新しいレアニウムが出ると現行のレアニウムの値段が一気に下がるのでこれを狙ってもう一台買おうかな??
んで、今回チューニングにかかった費用も、約6000円ぐらいで済んだと思います!!
ベアリングが少ないのと、いじる個所が少ないので、安くなったと思います!!
今回はベアリングをヘッジホッグさんのものを使ったので、もしモノタロウさんで購入するともっと安くなると思います!!
でも、ちょっと大きめのベアリングは精度の差が出やすいので失敗したくないのであれば、良い奴を使った方が安上がりになると思います!!
それと、いつもの通りなんですが、今回やったことはすべてふぁんふぁん的思想なので、これが正解ではございません!!!
もしかしたら、間違っているし、違うやり方がいいかもしれませんし、たまたま自分だけよかった!!ってこともあるので…
いつも言うのですが、各自自己責任でやってください!!
特にシマノはいじると保証が効かなくなるのと、メーカーO/Hもしてくれないそうなので、いじる場合はそれを加味してやってみてください!!
ってか、たぶんこのブログを見ている方なら、相当なことがない限りメーカーO/Hなんて出さないと思うので、大丈夫か!!
こんな感じで、これからいろいろと新しいことにチャレンジしていくのでよろしくお願いします!!
ここ最近の新しい挑戦は…ロッドをいじってます!! 上手く良くはまだ分かりませんが、今のところはかなり自分の理想になっています!!
ブランクス、ロッドカラー、グリップ、スレッド、ガイド…と今まで自分が欲しい!!ってものをコツコツ作っています!!
これも、そのうちブログにアップしたいと思います!!
それと、始めに書きましたが、PTFEでご連絡が途絶えている方が大勢いると思いますが、大変申し訳ないのですがこれからご連絡しますのでもう少しお待ちください!!
そんじゃ!!
2012年01月27日
初シマノ レアニウムC2000sその①
まいど!
今回もいつも通りリールネタなのですが…。
なんと!ダイワ党の自分が、シマノのリールをいじりたいと思います!!!
ほぼ、シマノのリール初めてなので、ダイワとどんな感じに違うのか検証して組みつけしたいと思います!
それと、ふぁんふぁん流ですが新規のリールのチューンの仕方をやっていきたいと思います!
んで、今回いじるシマノのリールはレアニウムC2000sです!!
前にも書きましたが、某釣具屋さんの中古コーナーにあった物なのですが、ちょうどお正月セールでジャスト1万円で買えたので、初シマノとしては良い練習機と言うことで購入したものです!
リールとしては、ダイワで言えばルビアスみたいな位置なのかな?CI4ってカーボンを混ぜた樹脂ボディーで、ベアリング数も少なく、値段が抑えられたモデルです。
こいつのいいところは、ボディーとローターがCI4なので、自重がシマノのリールにしてはめちゃくちゃ軽いことです!ハイエンド機のステラと同じ175gです!!
それと、値段がめちゃ安です!新品でも安売りのお店なら2万円を切ります!凄いところだと替えスプール付きなんてのもあります。それでも、シマノのリールらしく滑らかな巻き心地です!
悪い点は、ノーマルだと巻きが結構重たいことです!滑らかなのですが、初動~惰性で回転させているときがダイワのリールから比べると比べのもにならないくらい重たいです!
それと、ドラグがしょっぱいかな?上位機種みたいにベアリングが入っていたりしないし、ドラグの音も安ものリールの乾いたクリック音なのでシマノのリールにしては少し残念な感じです。ラインの出方の感じは、ダイワっぽい感じだと思います!
それと、展開図を見ていろいろと上位機種の物が流用できるかとか、ベアリング増しができるかいろいろ検証したのですが、流用も出来ないしベアリング増しもあまり出来ないので少し残念です。
それでも、値段の割にはすごく良いリールだと思います!!
前置きはこれくらいにして、これからチューンをしていきたいと思います!!
もともと、ダイワ党なので、部品名称をダイワで呼んでしまうのでご了承を!!
今回は、バラシ~ベアリングまでやりたいと思います!!
まずは、シマノのホームページから展開図を引っ張って、大きめにプリントアウトします!
バラス前に、とにかく良く見てから、ひたすら覚えること!
これをするかしないかで、失敗がだいぶ減ると思います!
それと、カメラを用意してばらしたら撮る!ってのを徹底してください!!
それでは、ばらしていきたいと思います!
まずは、ドラグノブ、スプール、スプール位置調整ワッシャーを抜いて、スプール受けを抜きます!
そうすると、スプール周りがばらせると思います!
次に、ハンドルと、ボディーうしろ側の本体ガードと言うメッキパーツを外します!
んで、ローターを外すのですが、ローターナットのロックボルトを外してローターナットを緩めてローターを外します!
つぎに、ワンウェイクラッチ…シマノだとローラークラッチの中にあるクラッチリング…シマノだと回転枠リングをボディーをひっくり返して抜きます!
次に、ローラークラッチのボルト3本外してローラークラッチ自体を外します!
ここで、気を付けないといけないのが、一本だけ小さいボルトがあるのですが、これはローラークラッチアッシーの固定ボルトなので、こいつを緩めてしまうとローラークラッチが全バラになってしまうので気を付けてください!!
それと、ローラークラッチを外すとオシュレート用のクロスギアブッシュと呼ばれるブッシュがあって、その位置決め用の白い調整ワッシャー部品番号41番(0.13mm)が出てる来るので失くさないようにしてください!
本当はこれ、展開図ではクロスギア側にあるのですが、自分のリールはローラークラッチ側にありました!
ローラークラッチAssyが外れると、ピニオンと支えているベアリングが外れます!
ベアリングはAR-Bなので、黒っぽいです!!
んで次に、ボディー側にあるボルトを3本外せば、ボディーが割れます!
そうすると、メインギアが見えてくるのですが、メインギアを抜くと、リール内部が見えてくると思います!
ご覧の通り、グリスまみれです!!
これだけグリスまみれだと、巻きが重たいわけです!!しかも、こんな量あればリール自体も重たくなっていると思います!
中古でグリスまみれなんですが、驚いたことにグリスがまったく汚れていません!!
多分、シマノのリールのパーツってどれも綺麗に表面処理してあるので金属が摩耗しにくいのだと思います!
ダイワみたいに釣行後すぐに真っ黒ってことが無いので、さすがシマノ…すげーって思いました!
ここまで、ばらしたのですが、気を付けないといけないのは、ボルトがCI4なのでルビアスみたいに木ねじタイプです!
バラス際と組み上げる際はねじの噛み合いの位置とトルクだけは気を付けてください!
やった感じだと、ダイワのザイオンよりもかなり「やわらかい」と感じたので、金属リールやザイオンだと思って締めると必ずねじ穴を壊してしまうので気を付けてください!!
それと、木ねじタイプなので、今まで入っていたねじ山以外でも自分でねじ山を切りながら入っていってしまうので、いつもよりの凄く重たい!!って思ったら、自分でねじを切っていると思うので直ちにやめてください。
次にオシュレートをばらすのですが、オシュレートはボディーうしろ側のプレートを外してシャフトを2本外すとメインシャフトが外れます!
そうするとクロスシャフトの後ろ側にあるブッシュを抜いて、クリアランス調整ワッシャーを抜くと、クロスシャフトが抜けて来ます!ボディー側に残ったクロスギアのギアをピンセットで抜いて、ローラークラッチ側に残ったクロスシャフトブッシュを抜けば全バラ出来ます!!
んでもって、まずはグリスまみれなので、グリス除去を兼ねて徹底洗浄します!!
乾燥後これからチューンに入りたいと思います!!
まずは、ベアリングから!!
今回試しでシマノのAR-Bを脱脂して、どんなもんか回してみました!
んで、感じとしては、ダイワのCRBBよりもじゃらつく~かさつく感じがしました!
試しに一度AR-Bの脱脂バージョンで組んだのですが、結構かさついた感じになってしまいました!
なので、AR-Bは却下で、ここは良いベアリングを入れたいと思います!!
今回はメインのベアリングはヘッジホッグさんの物を使い、自分で在庫してあるものはそれを使い、無いものはモノタロウさんで注文しました。
んで、まずはベアリングの種類ですが、ピニオンを支えているベアリングとメインギアを支えている左右のベアリングは同じものでした! サイズとしては外形が13mm×内径7mm×厚さ3mmです。これを3個必要です!
お次に、ラインローラー部分が1個とハンドル×2個使っているベアリングが同じです!サイズは外7mm×内4mm×厚2.5mmです!これを同じく3個です。
つぎに、ベアリング増し用でクロスギアの後ろ側の樹脂ブッシュ(No.75クロスギアブッシュ後)をベアリングに交換するのですが、ここはサイズ外5mm×内3mm×厚2.5mmを一つ使います!これはTD系のウォームシャフトの支えとラインローラーのベアリングと一緒です!
それと、ここのブッシュをベアリング化させるためには、クリアランス調整用のシムが必要です!!
ブッシュ自体の厚さが3.30mmなので、ベアリングが2.5mmで残りの0.8mmを調整しなければいけません!!
見づらいかも知れませんが、マイクロメーターで3.30mmです。
なので、自分はモノタロウさんで売っている、クリアランス調整用の「シムリング」と呼ばれるステンレス製の調整ワッシャーを使って調整しました。
サイズが内径3mmの外形5mmのベアリングと同じサイズのシムリングを使い、厚さが0.5mmと0.1mmを2枚と、0.05mmを2枚を購入しました!値段も1枚約60円ぐらいなので、安いと思います!!
0.05mmを2枚買いは、シムを多数使うと若干寸法が増えてしまう場合があり、クリアランスオーバーとなってベアリングに圧力が掛かり過ぎて回転が重たくなる場合がありますので、そう言った場合は1枚抜いて圧が掛かり過ぎないように調整します!!
もし、モノタロウさんで買うのがメンドクサイ!!って方がいましたら、ダイワのTD系のラインローラーで使われているクリアランスワッシャーが、厚さが0.5mmなので使えます!!さらに残りの0.3mm分ですがこれはTD系のウォームシャフト用の調整ワッシャーが0.1mmなので使えます!!
んで、次にポール…シマノで言うクロスギアピンを支えているプラスチックのカラー(No.69クロスギアピンカラー)を、上位機種のリールみたくベアリング入りにします!
これは外5mm×内2mm×厚み2.5mmのベアリングを使い、これを組む場合は通常クロスギアピンとクロスギアピンカラーの上にNo.68の座金があると思うのですが、この座金分もベアリングで調整してあるので組む場合はこの座金は抜いて組んでください!!
マイクロメーターの画像は見づらいですが、2.51mmなので、下の画像のように赤矢印にパーツを、青矢印のベアリングにするだけで、クリアランス調整が出来ます!!
これまた見づらいですが、ベアリングの品番です!ちなみに、ミネベア品番でDDL-520ZZW52 です。
それと、ここのベアリングですが脱脂しない方が調子が良いです!!ダイワのTD系でもそうですが動きすぎるとノイズが出るので、ここはベアリングはグリスイン仕様で組んでもらった方がお勧めです!!
ここまでベアリングをやりました!!このままベアリングつながりでシマノの定番チューンであるワンウェイクラッチ…じゃなく、ローラークラッチの玉抜きをします!!
この玉抜きですが、ローラークラッチ内で逆転防止用で回っている6個のローラーの数を3個抜いて、軽くしよう!!ってチューンです!!回し始めの初動がかなり軽くなるのと、回してからの回転も軽くなります!!
通常ローラークラッチのローラーには、逆転防止でばねで予圧が掛けてあります。これが結構な抵抗となってしまいます!切り替えレバーでオンとオフと切り替えて回すとオフ側の時が軽く回っていると思います!!このオフの状態に近づけるようにいじりたいと思います!!
まずは、ローラークラッチ単体の物を用意します!
カートリッジ式になっているので、上蓋と下側の部分に位置合わせ用のマークをペイントマーカー等でしるしを打ちます!
んで、これをばらす際に気をつけろ!!って言っていた小さいボルトを緩めると、クラッチアッシーに上側のカバーが外れて、中身が見えてくると思います!
こんな感じに純正はなっているのですが、ここから一つ飛ばしに3個ローラーを抜いていきます!!
そうすると、1個飛ばしの状態になると思います!今まで6個の物が3個になるので、約半分の抵抗低減となります!!
それと、ちょっとしたことですが、ローラーを残す場所をリールの下側に2個、上側に1個と車のベンツのマークみないなポジションになるようにすると良いと思います!!これは重力の関係で下側に支点が増えた方が効率が良いので、こうやって見てください!!
組む時ですが、ばねが無い部分に上蓋をかぶせます!
かぶせたら、上ぶたを時計回りに回すとばねが綺麗に本体内に収まると思います!
初めに打っておいた合わせマークと同じ位置にキッチリ合わせたら、小さいボルトを入れて組み上げです!!!
抜いたローラーは取っておくと、いま使用しているローラーが摩耗してしまっても再び復活出来るので、2倍美味しいです!!
それと、こんなことしたら逆転するんじゃないか??って思いますが、一応管釣り使用では、まったくもって大丈夫です!!とある管釣りで70センチ近くある鯉が掛かってしまったことがかるのですが、20分ぐらいランディングしてもまったくもって大丈夫でした!!これが、ソルトなどの高負荷になると分かりませんが、ある程度でしたら大丈夫だと思います!
まぁ、某D社でも、今まで酷使してもノントラブルなので…。
今回は、バラシ~ベアリングまでやりました!!
初シマノなので結構ビビりながらやったのですが、結局リールって基本は一緒だなぁって思いました!!
それでも、細部の作り込みはシマノの方がやっぱり凄いです!!剛性の出し方とか、精度の出し方とかかなり考えてあると思います!!
特にポールなんかは、ダイワでやっていた加工がすでにやってありました!!
次回は、とある部品の加工と、組み上げをやりたいと思います!!
そんじゃ!!
今回もいつも通りリールネタなのですが…。
なんと!ダイワ党の自分が、シマノのリールをいじりたいと思います!!!
ほぼ、シマノのリール初めてなので、ダイワとどんな感じに違うのか検証して組みつけしたいと思います!
それと、ふぁんふぁん流ですが新規のリールのチューンの仕方をやっていきたいと思います!
んで、今回いじるシマノのリールはレアニウムC2000sです!!
前にも書きましたが、某釣具屋さんの中古コーナーにあった物なのですが、ちょうどお正月セールでジャスト1万円で買えたので、初シマノとしては良い練習機と言うことで購入したものです!
リールとしては、ダイワで言えばルビアスみたいな位置なのかな?CI4ってカーボンを混ぜた樹脂ボディーで、ベアリング数も少なく、値段が抑えられたモデルです。
こいつのいいところは、ボディーとローターがCI4なので、自重がシマノのリールにしてはめちゃくちゃ軽いことです!ハイエンド機のステラと同じ175gです!!
それと、値段がめちゃ安です!新品でも安売りのお店なら2万円を切ります!凄いところだと替えスプール付きなんてのもあります。それでも、シマノのリールらしく滑らかな巻き心地です!
悪い点は、ノーマルだと巻きが結構重たいことです!滑らかなのですが、初動~惰性で回転させているときがダイワのリールから比べると比べのもにならないくらい重たいです!
それと、ドラグがしょっぱいかな?上位機種みたいにベアリングが入っていたりしないし、ドラグの音も安ものリールの乾いたクリック音なのでシマノのリールにしては少し残念な感じです。ラインの出方の感じは、ダイワっぽい感じだと思います!
それと、展開図を見ていろいろと上位機種の物が流用できるかとか、ベアリング増しができるかいろいろ検証したのですが、流用も出来ないしベアリング増しもあまり出来ないので少し残念です。
それでも、値段の割にはすごく良いリールだと思います!!
前置きはこれくらいにして、これからチューンをしていきたいと思います!!
もともと、ダイワ党なので、部品名称をダイワで呼んでしまうのでご了承を!!
今回は、バラシ~ベアリングまでやりたいと思います!!
まずは、シマノのホームページから展開図を引っ張って、大きめにプリントアウトします!
バラス前に、とにかく良く見てから、ひたすら覚えること!
これをするかしないかで、失敗がだいぶ減ると思います!
それと、カメラを用意してばらしたら撮る!ってのを徹底してください!!
それでは、ばらしていきたいと思います!
まずは、ドラグノブ、スプール、スプール位置調整ワッシャーを抜いて、スプール受けを抜きます!
そうすると、スプール周りがばらせると思います!
次に、ハンドルと、ボディーうしろ側の本体ガードと言うメッキパーツを外します!
んで、ローターを外すのですが、ローターナットのロックボルトを外してローターナットを緩めてローターを外します!
つぎに、ワンウェイクラッチ…シマノだとローラークラッチの中にあるクラッチリング…シマノだと回転枠リングをボディーをひっくり返して抜きます!
次に、ローラークラッチのボルト3本外してローラークラッチ自体を外します!
ここで、気を付けないといけないのが、一本だけ小さいボルトがあるのですが、これはローラークラッチアッシーの固定ボルトなので、こいつを緩めてしまうとローラークラッチが全バラになってしまうので気を付けてください!!
それと、ローラークラッチを外すとオシュレート用のクロスギアブッシュと呼ばれるブッシュがあって、その位置決め用の白い調整ワッシャー部品番号41番(0.13mm)が出てる来るので失くさないようにしてください!
本当はこれ、展開図ではクロスギア側にあるのですが、自分のリールはローラークラッチ側にありました!
ローラークラッチAssyが外れると、ピニオンと支えているベアリングが外れます!
ベアリングはAR-Bなので、黒っぽいです!!
んで次に、ボディー側にあるボルトを3本外せば、ボディーが割れます!
そうすると、メインギアが見えてくるのですが、メインギアを抜くと、リール内部が見えてくると思います!
ご覧の通り、グリスまみれです!!
これだけグリスまみれだと、巻きが重たいわけです!!しかも、こんな量あればリール自体も重たくなっていると思います!
中古でグリスまみれなんですが、驚いたことにグリスがまったく汚れていません!!
多分、シマノのリールのパーツってどれも綺麗に表面処理してあるので金属が摩耗しにくいのだと思います!
ダイワみたいに釣行後すぐに真っ黒ってことが無いので、さすがシマノ…すげーって思いました!
ここまで、ばらしたのですが、気を付けないといけないのは、ボルトがCI4なのでルビアスみたいに木ねじタイプです!
バラス際と組み上げる際はねじの噛み合いの位置とトルクだけは気を付けてください!
やった感じだと、ダイワのザイオンよりもかなり「やわらかい」と感じたので、金属リールやザイオンだと思って締めると必ずねじ穴を壊してしまうので気を付けてください!!
それと、木ねじタイプなので、今まで入っていたねじ山以外でも自分でねじ山を切りながら入っていってしまうので、いつもよりの凄く重たい!!って思ったら、自分でねじを切っていると思うので直ちにやめてください。
次にオシュレートをばらすのですが、オシュレートはボディーうしろ側のプレートを外してシャフトを2本外すとメインシャフトが外れます!
そうするとクロスシャフトの後ろ側にあるブッシュを抜いて、クリアランス調整ワッシャーを抜くと、クロスシャフトが抜けて来ます!ボディー側に残ったクロスギアのギアをピンセットで抜いて、ローラークラッチ側に残ったクロスシャフトブッシュを抜けば全バラ出来ます!!
んでもって、まずはグリスまみれなので、グリス除去を兼ねて徹底洗浄します!!
乾燥後これからチューンに入りたいと思います!!
まずは、ベアリングから!!
今回試しでシマノのAR-Bを脱脂して、どんなもんか回してみました!
んで、感じとしては、ダイワのCRBBよりもじゃらつく~かさつく感じがしました!
試しに一度AR-Bの脱脂バージョンで組んだのですが、結構かさついた感じになってしまいました!
なので、AR-Bは却下で、ここは良いベアリングを入れたいと思います!!
今回はメインのベアリングはヘッジホッグさんの物を使い、自分で在庫してあるものはそれを使い、無いものはモノタロウさんで注文しました。
んで、まずはベアリングの種類ですが、ピニオンを支えているベアリングとメインギアを支えている左右のベアリングは同じものでした! サイズとしては外形が13mm×内径7mm×厚さ3mmです。これを3個必要です!
お次に、ラインローラー部分が1個とハンドル×2個使っているベアリングが同じです!サイズは外7mm×内4mm×厚2.5mmです!これを同じく3個です。
つぎに、ベアリング増し用でクロスギアの後ろ側の樹脂ブッシュ(No.75クロスギアブッシュ後)をベアリングに交換するのですが、ここはサイズ外5mm×内3mm×厚2.5mmを一つ使います!これはTD系のウォームシャフトの支えとラインローラーのベアリングと一緒です!
それと、ここのブッシュをベアリング化させるためには、クリアランス調整用のシムが必要です!!
ブッシュ自体の厚さが3.30mmなので、ベアリングが2.5mmで残りの0.8mmを調整しなければいけません!!
見づらいかも知れませんが、マイクロメーターで3.30mmです。
なので、自分はモノタロウさんで売っている、クリアランス調整用の「シムリング」と呼ばれるステンレス製の調整ワッシャーを使って調整しました。
サイズが内径3mmの外形5mmのベアリングと同じサイズのシムリングを使い、厚さが0.5mmと0.1mmを2枚と、0.05mmを2枚を購入しました!値段も1枚約60円ぐらいなので、安いと思います!!
0.05mmを2枚買いは、シムを多数使うと若干寸法が増えてしまう場合があり、クリアランスオーバーとなってベアリングに圧力が掛かり過ぎて回転が重たくなる場合がありますので、そう言った場合は1枚抜いて圧が掛かり過ぎないように調整します!!
もし、モノタロウさんで買うのがメンドクサイ!!って方がいましたら、ダイワのTD系のラインローラーで使われているクリアランスワッシャーが、厚さが0.5mmなので使えます!!さらに残りの0.3mm分ですがこれはTD系のウォームシャフト用の調整ワッシャーが0.1mmなので使えます!!
んで、次にポール…シマノで言うクロスギアピンを支えているプラスチックのカラー(No.69クロスギアピンカラー)を、上位機種のリールみたくベアリング入りにします!
これは外5mm×内2mm×厚み2.5mmのベアリングを使い、これを組む場合は通常クロスギアピンとクロスギアピンカラーの上にNo.68の座金があると思うのですが、この座金分もベアリングで調整してあるので組む場合はこの座金は抜いて組んでください!!
マイクロメーターの画像は見づらいですが、2.51mmなので、下の画像のように赤矢印にパーツを、青矢印のベアリングにするだけで、クリアランス調整が出来ます!!
これまた見づらいですが、ベアリングの品番です!ちなみに、ミネベア品番でDDL-520ZZW52 です。
それと、ここのベアリングですが脱脂しない方が調子が良いです!!ダイワのTD系でもそうですが動きすぎるとノイズが出るので、ここはベアリングはグリスイン仕様で組んでもらった方がお勧めです!!
ここまでベアリングをやりました!!このままベアリングつながりでシマノの定番チューンであるワンウェイクラッチ…じゃなく、ローラークラッチの玉抜きをします!!
この玉抜きですが、ローラークラッチ内で逆転防止用で回っている6個のローラーの数を3個抜いて、軽くしよう!!ってチューンです!!回し始めの初動がかなり軽くなるのと、回してからの回転も軽くなります!!
通常ローラークラッチのローラーには、逆転防止でばねで予圧が掛けてあります。これが結構な抵抗となってしまいます!切り替えレバーでオンとオフと切り替えて回すとオフ側の時が軽く回っていると思います!!このオフの状態に近づけるようにいじりたいと思います!!
まずは、ローラークラッチ単体の物を用意します!
カートリッジ式になっているので、上蓋と下側の部分に位置合わせ用のマークをペイントマーカー等でしるしを打ちます!
んで、これをばらす際に気をつけろ!!って言っていた小さいボルトを緩めると、クラッチアッシーに上側のカバーが外れて、中身が見えてくると思います!
こんな感じに純正はなっているのですが、ここから一つ飛ばしに3個ローラーを抜いていきます!!
そうすると、1個飛ばしの状態になると思います!今まで6個の物が3個になるので、約半分の抵抗低減となります!!
それと、ちょっとしたことですが、ローラーを残す場所をリールの下側に2個、上側に1個と車のベンツのマークみないなポジションになるようにすると良いと思います!!これは重力の関係で下側に支点が増えた方が効率が良いので、こうやって見てください!!
組む時ですが、ばねが無い部分に上蓋をかぶせます!
かぶせたら、上ぶたを時計回りに回すとばねが綺麗に本体内に収まると思います!
初めに打っておいた合わせマークと同じ位置にキッチリ合わせたら、小さいボルトを入れて組み上げです!!!
抜いたローラーは取っておくと、いま使用しているローラーが摩耗してしまっても再び復活出来るので、2倍美味しいです!!
それと、こんなことしたら逆転するんじゃないか??って思いますが、一応管釣り使用では、まったくもって大丈夫です!!とある管釣りで70センチ近くある鯉が掛かってしまったことがかるのですが、20分ぐらいランディングしてもまったくもって大丈夫でした!!これが、ソルトなどの高負荷になると分かりませんが、ある程度でしたら大丈夫だと思います!
まぁ、某D社でも、今まで酷使してもノントラブルなので…。
今回は、バラシ~ベアリングまでやりました!!
初シマノなので結構ビビりながらやったのですが、結局リールって基本は一緒だなぁって思いました!!
それでも、細部の作り込みはシマノの方がやっぱり凄いです!!剛性の出し方とか、精度の出し方とかかなり考えてあると思います!!
特にポールなんかは、ダイワでやっていた加工がすでにやってありました!!
次回は、とある部品の加工と、組み上げをやりたいと思います!!
そんじゃ!!