2010年12月09日
リールオーバーホール
まいど!
本格的なシーズンインで、メイン機であるイグニスをオーバーホールしましたので、ちょっとだけ書きたいと思います。
今回は1から作るのでは無く、すでに完成したリールのオーバーホール企画です。
現状としては、絶好調!!自分が求めていた熱々のトーストにバターを塗るようなとろけるフィーリングに仕上がっていた…のですが、この間の釣りでなんかフィーリングが悪い…。
ゴロツキまではいかないのですが、なんかノイズってかざらつき感があるんです。
それもPTFEの耐久テストをこのリールでやっていたので去年から今年まで一度もO/Hしていなかったんでまぁ、仕方が無いかな…。
結構釣りに行ったんで、相当使い込んだと思います。
そんなんで、ちょうどいい機会なので内部の確認とざらつきの修理をしたいと思います。
まずは、ドラグをはずしてスプール内。
意外ときれい!良く水が入ってグリスが乳化したりするのですが、今回はドラググリスのテスト中なんでそのままで今シーズンも行きます。
お次は、スプールをはずしてスプールを支えているベアリングをはずしたところ。
ベアリングもヘタリが無いし、ごろつき感がないので今回は洗浄してオイルアップで再使用です。
んで、この時に必ずローターナットに締め付けトルク確認用のポイントをペイントマーカーで書いておいてください。
ローターをはずしたところ。
メインシャフトも、ワンシーズン使用するとシャフトとピニオンシャフトがすり減り真っ黒くなるのですが、PTFEコーティングのおかげ?なのかほぼ黒くなっていませんでした!!
それではいよいよリール内部の確認に行きたいと思います。
まずは裏ぶたを開けたところ。
写真の写りが悪いですが、追加してあるベアリングが見えていると思います。
ここも良く汚れるのですが、意外ときれいでした!
こいつらも洗浄して、チェックしてそのまま再利用です。
ケースを開けてメインギアを支えてる、大きいほうのベアリング。
洗浄すると、黒く汚れたのが出てきました。
パーツクリーナーで洗浄後、完全乾燥させた後に空回しすると、一応に回るのですが音がうるさいのと時折じゃらつきがあるので、即効交換です。
交換するときは、左右一緒に変えてください。
ここのベアリングは負荷がかかる場所なんで、シーズン前には必ず交換した方がいいと思います!!なんたってモノタロウで買うと安いし速いんで!!
なんぼもしないんで、交換するとびっくりするぐらいフィーリングが良くなったりします。
ここは使いまわしちゃう人が結構多いんで、一回お試しください。
んで、メインギア
今回、シマノグリスにPTFEを混ぜたものの耐久テストを行ったのですが、およそワンシーズン通常のグリスではギアとピニオンが擦れ合ってその金属粉で真っ黒くなるのですが、こいつは少しだけ黒くなってきたかな?って程度でした!
多分これも、PTFEが効いていると思います!!
自分としてはかなり嬉しい結果です!!!
洗浄して、ギアの歯面を見ても悪くないってか、いい当たりが付いてきたのでギアももちろん再利用です。
お次は、メインギアを抜いてケース内。
やっぱり!!ってぐらい、ウォームシャフトが真っ黒くなってます。
ここはコーティングをかけても、素材がアルミ製でさらにこの上をスライダーが常に滑っているのでどうしてもここは黒くなるんです。
自分はここをアブグリスで組んでいるのですが、ここはPTFEを入れていないので、これもあるかな…?
アブグリスも、PTFEが入っているのですが添加率が少ないのか?あまり効かないみたいです。
で、今度はワンウェイクラッチとピニオンを抜きます。
ワンウェイ部は問題なし!
ワンウェイクラッチの中に入っている金属の支柱も変なキズが入っていないし、摩耗もないし状態がいいので、ワンウェイクラッチは洗浄&オイルアップで再利用です。
んで、画像に載っているピニオン下を支えているベアリング。
今回のざらつき&ノイズの原因はまさしくこいつです!!
ってか、だいたい予想は付いていたので、やっぱりって感じです。
ダイワのリールに共通するのですが、ここのベアリングがダメになってノイズを拾うリールが結構多いです
洗浄して乾燥後空回しすると…うん!こいつだ!!!ってほどダメダメです。
まぁ、このベアリングはリール内でも一番負荷がかかる場所なんで仕方がないかな?
通常、リールに使われているミニチュアベアリングってラジアルベアリングって言って軸に対して横方向の力に対応するのですが、こいつはローターナットで垂直方向…スラスト方向にも引っ張られいるので、無理な使われ方をしています。
かといって、ローターナットのトルクをゆるくするとピニオンの支持が定まらないので、ギアの歯当たりが悪くなってきて、ギアの異常摩耗→ゴリゴリ感が出てきて、ギアセットがダメになるので気を付けてください!!
そんでもって、ピニオン。
メインギア同様、かなりきれいです!
これも、洗浄して再利用です。
お次はメインシャフトとオシュレートのスライダー部分。
メインシャフトもキズや曲がり、摩耗がないのでそのまま洗浄して再利用です。
スライダー部分ですが、グリスで真っ黒く汚れていますがとくに悪くはないんでそのままんまです。
で、今回はずしたベアリング。
ベアリングで注意しなければいけないのは、再利用する場合は必ず混ぜないで元の場所に戻してください。
TD系だと、メインの小さい方のベアリングとドラグのところのベアリングが同じなので気をつけてください。
使われ方がまったく違うので、混ざるとトラブルの元になるんで気をつけてください。
こんな感じで、ざっくり書きましたがこの後、ちゃんと組んで回すと…。
戻りました!!!自分の求めていたフィーリングに!!!
ってか、あたりが付いてきているので、さらに調子が上がったとおもいます。
すでに、今週末が楽しみになってきました!!
是非是非、シーズン前は一度O/Hしてみてください!!
それと、PTFEお譲りの件なんですが意外と好評で、自分でも驚くほど注文が入っています。
本当にうれしい限りです!!
そんでもって、自分でも想定外なほど注文が入ってくるので、返信や発送が遅れる場合がありますのでご了承ください。
早くほしい!!場合は発送先住所などを書いていただければ、出来るだけその日のうちに発送しますのでよろしくお願います!!
そんじゃ!!
本格的なシーズンインで、メイン機であるイグニスをオーバーホールしましたので、ちょっとだけ書きたいと思います。
今回は1から作るのでは無く、すでに完成したリールのオーバーホール企画です。
現状としては、絶好調!!自分が求めていた熱々のトーストにバターを塗るようなとろけるフィーリングに仕上がっていた…のですが、この間の釣りでなんかフィーリングが悪い…。
ゴロツキまではいかないのですが、なんかノイズってかざらつき感があるんです。
それもPTFEの耐久テストをこのリールでやっていたので去年から今年まで一度もO/Hしていなかったんでまぁ、仕方が無いかな…。
結構釣りに行ったんで、相当使い込んだと思います。
そんなんで、ちょうどいい機会なので内部の確認とざらつきの修理をしたいと思います。
まずは、ドラグをはずしてスプール内。
意外ときれい!良く水が入ってグリスが乳化したりするのですが、今回はドラググリスのテスト中なんでそのままで今シーズンも行きます。
お次は、スプールをはずしてスプールを支えているベアリングをはずしたところ。
ベアリングもヘタリが無いし、ごろつき感がないので今回は洗浄してオイルアップで再使用です。
んで、この時に必ずローターナットに締め付けトルク確認用のポイントをペイントマーカーで書いておいてください。
ローターをはずしたところ。
メインシャフトも、ワンシーズン使用するとシャフトとピニオンシャフトがすり減り真っ黒くなるのですが、PTFEコーティングのおかげ?なのかほぼ黒くなっていませんでした!!
それではいよいよリール内部の確認に行きたいと思います。
まずは裏ぶたを開けたところ。
写真の写りが悪いですが、追加してあるベアリングが見えていると思います。
ここも良く汚れるのですが、意外ときれいでした!
こいつらも洗浄して、チェックしてそのまま再利用です。
ケースを開けてメインギアを支えてる、大きいほうのベアリング。
洗浄すると、黒く汚れたのが出てきました。
パーツクリーナーで洗浄後、完全乾燥させた後に空回しすると、一応に回るのですが音がうるさいのと時折じゃらつきがあるので、即効交換です。
交換するときは、左右一緒に変えてください。
ここのベアリングは負荷がかかる場所なんで、シーズン前には必ず交換した方がいいと思います!!なんたってモノタロウで買うと安いし速いんで!!
なんぼもしないんで、交換するとびっくりするぐらいフィーリングが良くなったりします。
ここは使いまわしちゃう人が結構多いんで、一回お試しください。
んで、メインギア
今回、シマノグリスにPTFEを混ぜたものの耐久テストを行ったのですが、およそワンシーズン通常のグリスではギアとピニオンが擦れ合ってその金属粉で真っ黒くなるのですが、こいつは少しだけ黒くなってきたかな?って程度でした!
多分これも、PTFEが効いていると思います!!
自分としてはかなり嬉しい結果です!!!
洗浄して、ギアの歯面を見ても悪くないってか、いい当たりが付いてきたのでギアももちろん再利用です。
お次は、メインギアを抜いてケース内。
やっぱり!!ってぐらい、ウォームシャフトが真っ黒くなってます。
ここはコーティングをかけても、素材がアルミ製でさらにこの上をスライダーが常に滑っているのでどうしてもここは黒くなるんです。
自分はここをアブグリスで組んでいるのですが、ここはPTFEを入れていないので、これもあるかな…?
アブグリスも、PTFEが入っているのですが添加率が少ないのか?あまり効かないみたいです。
で、今度はワンウェイクラッチとピニオンを抜きます。
ワンウェイ部は問題なし!
ワンウェイクラッチの中に入っている金属の支柱も変なキズが入っていないし、摩耗もないし状態がいいので、ワンウェイクラッチは洗浄&オイルアップで再利用です。
んで、画像に載っているピニオン下を支えているベアリング。
今回のざらつき&ノイズの原因はまさしくこいつです!!
ってか、だいたい予想は付いていたので、やっぱりって感じです。
ダイワのリールに共通するのですが、ここのベアリングがダメになってノイズを拾うリールが結構多いです
洗浄して乾燥後空回しすると…うん!こいつだ!!!ってほどダメダメです。
まぁ、このベアリングはリール内でも一番負荷がかかる場所なんで仕方がないかな?
通常、リールに使われているミニチュアベアリングってラジアルベアリングって言って軸に対して横方向の力に対応するのですが、こいつはローターナットで垂直方向…スラスト方向にも引っ張られいるので、無理な使われ方をしています。
かといって、ローターナットのトルクをゆるくするとピニオンの支持が定まらないので、ギアの歯当たりが悪くなってきて、ギアの異常摩耗→ゴリゴリ感が出てきて、ギアセットがダメになるので気を付けてください!!
そんでもって、ピニオン。
メインギア同様、かなりきれいです!
これも、洗浄して再利用です。
お次はメインシャフトとオシュレートのスライダー部分。
メインシャフトもキズや曲がり、摩耗がないのでそのまま洗浄して再利用です。
スライダー部分ですが、グリスで真っ黒く汚れていますがとくに悪くはないんでそのままんまです。
で、今回はずしたベアリング。
ベアリングで注意しなければいけないのは、再利用する場合は必ず混ぜないで元の場所に戻してください。
TD系だと、メインの小さい方のベアリングとドラグのところのベアリングが同じなので気をつけてください。
使われ方がまったく違うので、混ざるとトラブルの元になるんで気をつけてください。
こんな感じで、ざっくり書きましたがこの後、ちゃんと組んで回すと…。
戻りました!!!自分の求めていたフィーリングに!!!
ってか、あたりが付いてきているので、さらに調子が上がったとおもいます。
すでに、今週末が楽しみになってきました!!
是非是非、シーズン前は一度O/Hしてみてください!!
それと、PTFEお譲りの件なんですが意外と好評で、自分でも驚くほど注文が入っています。
本当にうれしい限りです!!
そんでもって、自分でも想定外なほど注文が入ってくるので、返信や発送が遅れる場合がありますのでご了承ください。
早くほしい!!場合は発送先住所などを書いていただければ、出来るだけその日のうちに発送しますのでよろしくお願います!!
そんじゃ!!
Posted by fanfan at 22:10│Comments(0)
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