2012年01月27日
初シマノ レアニウムC2000sその①
まいど!
今回もいつも通りリールネタなのですが…。
なんと!ダイワ党の自分が、シマノのリールをいじりたいと思います!!!
ほぼ、シマノのリール初めてなので、ダイワとどんな感じに違うのか検証して組みつけしたいと思います!
それと、ふぁんふぁん流ですが新規のリールのチューンの仕方をやっていきたいと思います!
んで、今回いじるシマノのリールはレアニウムC2000sです!!

前にも書きましたが、某釣具屋さんの中古コーナーにあった物なのですが、ちょうどお正月セールでジャスト1万円で買えたので、初シマノとしては良い練習機と言うことで購入したものです!
リールとしては、ダイワで言えばルビアスみたいな位置なのかな?CI4ってカーボンを混ぜた樹脂ボディーで、ベアリング数も少なく、値段が抑えられたモデルです。
こいつのいいところは、ボディーとローターがCI4なので、自重がシマノのリールにしてはめちゃくちゃ軽いことです!ハイエンド機のステラと同じ175gです!!
それと、値段がめちゃ安です!新品でも安売りのお店なら2万円を切ります!凄いところだと替えスプール付きなんてのもあります。それでも、シマノのリールらしく滑らかな巻き心地です!
悪い点は、ノーマルだと巻きが結構重たいことです!滑らかなのですが、初動~惰性で回転させているときがダイワのリールから比べると比べのもにならないくらい重たいです!
それと、ドラグがしょっぱいかな?上位機種みたいにベアリングが入っていたりしないし、ドラグの音も安ものリールの乾いたクリック音なのでシマノのリールにしては少し残念な感じです。ラインの出方の感じは、ダイワっぽい感じだと思います!
それと、展開図を見ていろいろと上位機種の物が流用できるかとか、ベアリング増しができるかいろいろ検証したのですが、流用も出来ないしベアリング増しもあまり出来ないので少し残念です。
それでも、値段の割にはすごく良いリールだと思います!!
前置きはこれくらいにして、これからチューンをしていきたいと思います!!
もともと、ダイワ党なので、部品名称をダイワで呼んでしまうのでご了承を!!
今回は、バラシ~ベアリングまでやりたいと思います!!
まずは、シマノのホームページから展開図を引っ張って、大きめにプリントアウトします!
バラス前に、とにかく良く見てから、ひたすら覚えること!
これをするかしないかで、失敗がだいぶ減ると思います!
それと、カメラを用意してばらしたら撮る!ってのを徹底してください!!
それでは、ばらしていきたいと思います!
まずは、ドラグノブ、スプール、スプール位置調整ワッシャーを抜いて、スプール受けを抜きます!

そうすると、スプール周りがばらせると思います!
次に、ハンドルと、ボディーうしろ側の本体ガードと言うメッキパーツを外します!
んで、ローターを外すのですが、ローターナットのロックボルトを外してローターナットを緩めてローターを外します!

つぎに、ワンウェイクラッチ…シマノだとローラークラッチの中にあるクラッチリング…シマノだと回転枠リングをボディーをひっくり返して抜きます!
次に、ローラークラッチのボルト3本外してローラークラッチ自体を外します!
ここで、気を付けないといけないのが、一本だけ小さいボルトがあるのですが、これはローラークラッチアッシーの固定ボルトなので、こいつを緩めてしまうとローラークラッチが全バラになってしまうので気を付けてください!!

それと、ローラークラッチを外すとオシュレート用のクロスギアブッシュと呼ばれるブッシュがあって、その位置決め用の白い調整ワッシャー部品番号41番(0.13mm)が出てる来るので失くさないようにしてください!
本当はこれ、展開図ではクロスギア側にあるのですが、自分のリールはローラークラッチ側にありました!
ローラークラッチAssyが外れると、ピニオンと支えているベアリングが外れます!

ベアリングはAR-Bなので、黒っぽいです!!
んで次に、ボディー側にあるボルトを3本外せば、ボディーが割れます!
そうすると、メインギアが見えてくるのですが、メインギアを抜くと、リール内部が見えてくると思います!




ご覧の通り、グリスまみれです!!
これだけグリスまみれだと、巻きが重たいわけです!!しかも、こんな量あればリール自体も重たくなっていると思います!
中古でグリスまみれなんですが、驚いたことにグリスがまったく汚れていません!!
多分、シマノのリールのパーツってどれも綺麗に表面処理してあるので金属が摩耗しにくいのだと思います!
ダイワみたいに釣行後すぐに真っ黒ってことが無いので、さすがシマノ…すげーって思いました!
ここまで、ばらしたのですが、気を付けないといけないのは、ボルトがCI4なのでルビアスみたいに木ねじタイプです!
バラス際と組み上げる際はねじの噛み合いの位置とトルクだけは気を付けてください!
やった感じだと、ダイワのザイオンよりもかなり「やわらかい」と感じたので、金属リールやザイオンだと思って締めると必ずねじ穴を壊してしまうので気を付けてください!!
それと、木ねじタイプなので、今まで入っていたねじ山以外でも自分でねじ山を切りながら入っていってしまうので、いつもよりの凄く重たい!!って思ったら、自分でねじを切っていると思うので直ちにやめてください。
次にオシュレートをばらすのですが、オシュレートはボディーうしろ側のプレートを外してシャフトを2本外すとメインシャフトが外れます!
そうするとクロスシャフトの後ろ側にあるブッシュを抜いて、クリアランス調整ワッシャーを抜くと、クロスシャフトが抜けて来ます!ボディー側に残ったクロスギアのギアをピンセットで抜いて、ローラークラッチ側に残ったクロスシャフトブッシュを抜けば全バラ出来ます!!
んでもって、まずはグリスまみれなので、グリス除去を兼ねて徹底洗浄します!!
乾燥後これからチューンに入りたいと思います!!
まずは、ベアリングから!!
今回試しでシマノのAR-Bを脱脂して、どんなもんか回してみました!
んで、感じとしては、ダイワのCRBBよりもじゃらつく~かさつく感じがしました!
試しに一度AR-Bの脱脂バージョンで組んだのですが、結構かさついた感じになってしまいました!
なので、AR-Bは却下で、ここは良いベアリングを入れたいと思います!!
今回はメインのベアリングはヘッジホッグさんの物を使い、自分で在庫してあるものはそれを使い、無いものはモノタロウさんで注文しました。
んで、まずはベアリングの種類ですが、ピニオンを支えているベアリングとメインギアを支えている左右のベアリングは同じものでした! サイズとしては外形が13mm×内径7mm×厚さ3mmです。これを3個必要です!
お次に、ラインローラー部分が1個とハンドル×2個使っているベアリングが同じです!サイズは外7mm×内4mm×厚2.5mmです!これを同じく3個です。
つぎに、ベアリング増し用でクロスギアの後ろ側の樹脂ブッシュ(No.75クロスギアブッシュ後)をベアリングに交換するのですが、ここはサイズ外5mm×内3mm×厚2.5mmを一つ使います!これはTD系のウォームシャフトの支えとラインローラーのベアリングと一緒です!
それと、ここのブッシュをベアリング化させるためには、クリアランス調整用のシムが必要です!!
ブッシュ自体の厚さが3.30mmなので、ベアリングが2.5mmで残りの0.8mmを調整しなければいけません!!

見づらいかも知れませんが、マイクロメーターで3.30mmです。
なので、自分はモノタロウさんで売っている、クリアランス調整用の「シムリング」と呼ばれるステンレス製の調整ワッシャーを使って調整しました。
サイズが内径3mmの外形5mmのベアリングと同じサイズのシムリングを使い、厚さが0.5mmと0.1mmを2枚と、0.05mmを2枚を購入しました!値段も1枚約60円ぐらいなので、安いと思います!!
0.05mmを2枚買いは、シムを多数使うと若干寸法が増えてしまう場合があり、クリアランスオーバーとなってベアリングに圧力が掛かり過ぎて回転が重たくなる場合がありますので、そう言った場合は1枚抜いて圧が掛かり過ぎないように調整します!!

もし、モノタロウさんで買うのがメンドクサイ!!って方がいましたら、ダイワのTD系のラインローラーで使われているクリアランスワッシャーが、厚さが0.5mmなので使えます!!さらに残りの0.3mm分ですがこれはTD系のウォームシャフト用の調整ワッシャーが0.1mmなので使えます!!
んで、次にポール…シマノで言うクロスギアピンを支えているプラスチックのカラー(No.69クロスギアピンカラー)を、上位機種のリールみたくベアリング入りにします!
これは外5mm×内2mm×厚み2.5mmのベアリングを使い、これを組む場合は通常クロスギアピンとクロスギアピンカラーの上にNo.68の座金があると思うのですが、この座金分もベアリングで調整してあるので組む場合はこの座金は抜いて組んでください!!


マイクロメーターの画像は見づらいですが、2.51mmなので、下の画像のように赤矢印にパーツを、青矢印のベアリングにするだけで、クリアランス調整が出来ます!!

これまた見づらいですが、ベアリングの品番です!ちなみに、ミネベア品番でDDL-520ZZW52 です。
それと、ここのベアリングですが脱脂しない方が調子が良いです!!ダイワのTD系でもそうですが動きすぎるとノイズが出るので、ここはベアリングはグリスイン仕様で組んでもらった方がお勧めです!!
ここまでベアリングをやりました!!このままベアリングつながりでシマノの定番チューンであるワンウェイクラッチ…じゃなく、ローラークラッチの玉抜きをします!!
この玉抜きですが、ローラークラッチ内で逆転防止用で回っている6個のローラーの数を3個抜いて、軽くしよう!!ってチューンです!!回し始めの初動がかなり軽くなるのと、回してからの回転も軽くなります!!
通常ローラークラッチのローラーには、逆転防止でばねで予圧が掛けてあります。これが結構な抵抗となってしまいます!切り替えレバーでオンとオフと切り替えて回すとオフ側の時が軽く回っていると思います!!このオフの状態に近づけるようにいじりたいと思います!!
まずは、ローラークラッチ単体の物を用意します!

カートリッジ式になっているので、上蓋と下側の部分に位置合わせ用のマークをペイントマーカー等でしるしを打ちます!
んで、これをばらす際に気をつけろ!!って言っていた小さいボルトを緩めると、クラッチアッシーに上側のカバーが外れて、中身が見えてくると思います!

こんな感じに純正はなっているのですが、ここから一つ飛ばしに3個ローラーを抜いていきます!!

そうすると、1個飛ばしの状態になると思います!今まで6個の物が3個になるので、約半分の抵抗低減となります!!
それと、ちょっとしたことですが、ローラーを残す場所をリールの下側に2個、上側に1個と車のベンツのマークみないなポジションになるようにすると良いと思います!!これは重力の関係で下側に支点が増えた方が効率が良いので、こうやって見てください!!
組む時ですが、ばねが無い部分に上蓋をかぶせます!

かぶせたら、上ぶたを時計回りに回すとばねが綺麗に本体内に収まると思います!

初めに打っておいた合わせマークと同じ位置にキッチリ合わせたら、小さいボルトを入れて組み上げです!!!
抜いたローラーは取っておくと、いま使用しているローラーが摩耗してしまっても再び復活出来るので、2倍美味しいです!!
それと、こんなことしたら逆転するんじゃないか??って思いますが、一応管釣り使用では、まったくもって大丈夫です!!とある管釣りで70センチ近くある鯉が掛かってしまったことがかるのですが、20分ぐらいランディングしてもまったくもって大丈夫でした!!これが、ソルトなどの高負荷になると分かりませんが、ある程度でしたら大丈夫だと思います!
まぁ、某D社でも、今まで酷使してもノントラブルなので…。
今回は、バラシ~ベアリングまでやりました!!
初シマノなので結構ビビりながらやったのですが、結局リールって基本は一緒だなぁって思いました!!
それでも、細部の作り込みはシマノの方がやっぱり凄いです!!剛性の出し方とか、精度の出し方とかかなり考えてあると思います!!
特にポールなんかは、ダイワでやっていた加工がすでにやってありました!!
次回は、とある部品の加工と、組み上げをやりたいと思います!!
そんじゃ!!
今回もいつも通りリールネタなのですが…。
なんと!ダイワ党の自分が、シマノのリールをいじりたいと思います!!!
ほぼ、シマノのリール初めてなので、ダイワとどんな感じに違うのか検証して組みつけしたいと思います!
それと、ふぁんふぁん流ですが新規のリールのチューンの仕方をやっていきたいと思います!
んで、今回いじるシマノのリールはレアニウムC2000sです!!
前にも書きましたが、某釣具屋さんの中古コーナーにあった物なのですが、ちょうどお正月セールでジャスト1万円で買えたので、初シマノとしては良い練習機と言うことで購入したものです!
リールとしては、ダイワで言えばルビアスみたいな位置なのかな?CI4ってカーボンを混ぜた樹脂ボディーで、ベアリング数も少なく、値段が抑えられたモデルです。
こいつのいいところは、ボディーとローターがCI4なので、自重がシマノのリールにしてはめちゃくちゃ軽いことです!ハイエンド機のステラと同じ175gです!!
それと、値段がめちゃ安です!新品でも安売りのお店なら2万円を切ります!凄いところだと替えスプール付きなんてのもあります。それでも、シマノのリールらしく滑らかな巻き心地です!
悪い点は、ノーマルだと巻きが結構重たいことです!滑らかなのですが、初動~惰性で回転させているときがダイワのリールから比べると比べのもにならないくらい重たいです!
それと、ドラグがしょっぱいかな?上位機種みたいにベアリングが入っていたりしないし、ドラグの音も安ものリールの乾いたクリック音なのでシマノのリールにしては少し残念な感じです。ラインの出方の感じは、ダイワっぽい感じだと思います!
それと、展開図を見ていろいろと上位機種の物が流用できるかとか、ベアリング増しができるかいろいろ検証したのですが、流用も出来ないしベアリング増しもあまり出来ないので少し残念です。
それでも、値段の割にはすごく良いリールだと思います!!
前置きはこれくらいにして、これからチューンをしていきたいと思います!!
もともと、ダイワ党なので、部品名称をダイワで呼んでしまうのでご了承を!!
今回は、バラシ~ベアリングまでやりたいと思います!!
まずは、シマノのホームページから展開図を引っ張って、大きめにプリントアウトします!
バラス前に、とにかく良く見てから、ひたすら覚えること!
これをするかしないかで、失敗がだいぶ減ると思います!
それと、カメラを用意してばらしたら撮る!ってのを徹底してください!!
それでは、ばらしていきたいと思います!
まずは、ドラグノブ、スプール、スプール位置調整ワッシャーを抜いて、スプール受けを抜きます!
そうすると、スプール周りがばらせると思います!
次に、ハンドルと、ボディーうしろ側の本体ガードと言うメッキパーツを外します!
んで、ローターを外すのですが、ローターナットのロックボルトを外してローターナットを緩めてローターを外します!
つぎに、ワンウェイクラッチ…シマノだとローラークラッチの中にあるクラッチリング…シマノだと回転枠リングをボディーをひっくり返して抜きます!
次に、ローラークラッチのボルト3本外してローラークラッチ自体を外します!
ここで、気を付けないといけないのが、一本だけ小さいボルトがあるのですが、これはローラークラッチアッシーの固定ボルトなので、こいつを緩めてしまうとローラークラッチが全バラになってしまうので気を付けてください!!
それと、ローラークラッチを外すとオシュレート用のクロスギアブッシュと呼ばれるブッシュがあって、その位置決め用の白い調整ワッシャー部品番号41番(0.13mm)が出てる来るので失くさないようにしてください!
本当はこれ、展開図ではクロスギア側にあるのですが、自分のリールはローラークラッチ側にありました!
ローラークラッチAssyが外れると、ピニオンと支えているベアリングが外れます!
ベアリングはAR-Bなので、黒っぽいです!!
んで次に、ボディー側にあるボルトを3本外せば、ボディーが割れます!
そうすると、メインギアが見えてくるのですが、メインギアを抜くと、リール内部が見えてくると思います!
ご覧の通り、グリスまみれです!!
これだけグリスまみれだと、巻きが重たいわけです!!しかも、こんな量あればリール自体も重たくなっていると思います!
中古でグリスまみれなんですが、驚いたことにグリスがまったく汚れていません!!
多分、シマノのリールのパーツってどれも綺麗に表面処理してあるので金属が摩耗しにくいのだと思います!
ダイワみたいに釣行後すぐに真っ黒ってことが無いので、さすがシマノ…すげーって思いました!
ここまで、ばらしたのですが、気を付けないといけないのは、ボルトがCI4なのでルビアスみたいに木ねじタイプです!
バラス際と組み上げる際はねじの噛み合いの位置とトルクだけは気を付けてください!
やった感じだと、ダイワのザイオンよりもかなり「やわらかい」と感じたので、金属リールやザイオンだと思って締めると必ずねじ穴を壊してしまうので気を付けてください!!
それと、木ねじタイプなので、今まで入っていたねじ山以外でも自分でねじ山を切りながら入っていってしまうので、いつもよりの凄く重たい!!って思ったら、自分でねじを切っていると思うので直ちにやめてください。
次にオシュレートをばらすのですが、オシュレートはボディーうしろ側のプレートを外してシャフトを2本外すとメインシャフトが外れます!
そうするとクロスシャフトの後ろ側にあるブッシュを抜いて、クリアランス調整ワッシャーを抜くと、クロスシャフトが抜けて来ます!ボディー側に残ったクロスギアのギアをピンセットで抜いて、ローラークラッチ側に残ったクロスシャフトブッシュを抜けば全バラ出来ます!!
んでもって、まずはグリスまみれなので、グリス除去を兼ねて徹底洗浄します!!
乾燥後これからチューンに入りたいと思います!!
まずは、ベアリングから!!
今回試しでシマノのAR-Bを脱脂して、どんなもんか回してみました!
んで、感じとしては、ダイワのCRBBよりもじゃらつく~かさつく感じがしました!
試しに一度AR-Bの脱脂バージョンで組んだのですが、結構かさついた感じになってしまいました!
なので、AR-Bは却下で、ここは良いベアリングを入れたいと思います!!
今回はメインのベアリングはヘッジホッグさんの物を使い、自分で在庫してあるものはそれを使い、無いものはモノタロウさんで注文しました。
んで、まずはベアリングの種類ですが、ピニオンを支えているベアリングとメインギアを支えている左右のベアリングは同じものでした! サイズとしては外形が13mm×内径7mm×厚さ3mmです。これを3個必要です!
お次に、ラインローラー部分が1個とハンドル×2個使っているベアリングが同じです!サイズは外7mm×内4mm×厚2.5mmです!これを同じく3個です。
つぎに、ベアリング増し用でクロスギアの後ろ側の樹脂ブッシュ(No.75クロスギアブッシュ後)をベアリングに交換するのですが、ここはサイズ外5mm×内3mm×厚2.5mmを一つ使います!これはTD系のウォームシャフトの支えとラインローラーのベアリングと一緒です!
それと、ここのブッシュをベアリング化させるためには、クリアランス調整用のシムが必要です!!
ブッシュ自体の厚さが3.30mmなので、ベアリングが2.5mmで残りの0.8mmを調整しなければいけません!!
見づらいかも知れませんが、マイクロメーターで3.30mmです。
なので、自分はモノタロウさんで売っている、クリアランス調整用の「シムリング」と呼ばれるステンレス製の調整ワッシャーを使って調整しました。
サイズが内径3mmの外形5mmのベアリングと同じサイズのシムリングを使い、厚さが0.5mmと0.1mmを2枚と、0.05mmを2枚を購入しました!値段も1枚約60円ぐらいなので、安いと思います!!
0.05mmを2枚買いは、シムを多数使うと若干寸法が増えてしまう場合があり、クリアランスオーバーとなってベアリングに圧力が掛かり過ぎて回転が重たくなる場合がありますので、そう言った場合は1枚抜いて圧が掛かり過ぎないように調整します!!
もし、モノタロウさんで買うのがメンドクサイ!!って方がいましたら、ダイワのTD系のラインローラーで使われているクリアランスワッシャーが、厚さが0.5mmなので使えます!!さらに残りの0.3mm分ですがこれはTD系のウォームシャフト用の調整ワッシャーが0.1mmなので使えます!!
んで、次にポール…シマノで言うクロスギアピンを支えているプラスチックのカラー(No.69クロスギアピンカラー)を、上位機種のリールみたくベアリング入りにします!
これは外5mm×内2mm×厚み2.5mmのベアリングを使い、これを組む場合は通常クロスギアピンとクロスギアピンカラーの上にNo.68の座金があると思うのですが、この座金分もベアリングで調整してあるので組む場合はこの座金は抜いて組んでください!!
マイクロメーターの画像は見づらいですが、2.51mmなので、下の画像のように赤矢印にパーツを、青矢印のベアリングにするだけで、クリアランス調整が出来ます!!
これまた見づらいですが、ベアリングの品番です!ちなみに、ミネベア品番でDDL-520ZZW52 です。
それと、ここのベアリングですが脱脂しない方が調子が良いです!!ダイワのTD系でもそうですが動きすぎるとノイズが出るので、ここはベアリングはグリスイン仕様で組んでもらった方がお勧めです!!
ここまでベアリングをやりました!!このままベアリングつながりでシマノの定番チューンであるワンウェイクラッチ…じゃなく、ローラークラッチの玉抜きをします!!
この玉抜きですが、ローラークラッチ内で逆転防止用で回っている6個のローラーの数を3個抜いて、軽くしよう!!ってチューンです!!回し始めの初動がかなり軽くなるのと、回してからの回転も軽くなります!!
通常ローラークラッチのローラーには、逆転防止でばねで予圧が掛けてあります。これが結構な抵抗となってしまいます!切り替えレバーでオンとオフと切り替えて回すとオフ側の時が軽く回っていると思います!!このオフの状態に近づけるようにいじりたいと思います!!
まずは、ローラークラッチ単体の物を用意します!
カートリッジ式になっているので、上蓋と下側の部分に位置合わせ用のマークをペイントマーカー等でしるしを打ちます!
んで、これをばらす際に気をつけろ!!って言っていた小さいボルトを緩めると、クラッチアッシーに上側のカバーが外れて、中身が見えてくると思います!
こんな感じに純正はなっているのですが、ここから一つ飛ばしに3個ローラーを抜いていきます!!
そうすると、1個飛ばしの状態になると思います!今まで6個の物が3個になるので、約半分の抵抗低減となります!!
それと、ちょっとしたことですが、ローラーを残す場所をリールの下側に2個、上側に1個と車のベンツのマークみないなポジションになるようにすると良いと思います!!これは重力の関係で下側に支点が増えた方が効率が良いので、こうやって見てください!!
組む時ですが、ばねが無い部分に上蓋をかぶせます!
かぶせたら、上ぶたを時計回りに回すとばねが綺麗に本体内に収まると思います!
初めに打っておいた合わせマークと同じ位置にキッチリ合わせたら、小さいボルトを入れて組み上げです!!!
抜いたローラーは取っておくと、いま使用しているローラーが摩耗してしまっても再び復活出来るので、2倍美味しいです!!
それと、こんなことしたら逆転するんじゃないか??って思いますが、一応管釣り使用では、まったくもって大丈夫です!!とある管釣りで70センチ近くある鯉が掛かってしまったことがかるのですが、20分ぐらいランディングしてもまったくもって大丈夫でした!!これが、ソルトなどの高負荷になると分かりませんが、ある程度でしたら大丈夫だと思います!
まぁ、某D社でも、今まで酷使してもノントラブルなので…。
今回は、バラシ~ベアリングまでやりました!!
初シマノなので結構ビビりながらやったのですが、結局リールって基本は一緒だなぁって思いました!!
それでも、細部の作り込みはシマノの方がやっぱり凄いです!!剛性の出し方とか、精度の出し方とかかなり考えてあると思います!!
特にポールなんかは、ダイワでやっていた加工がすでにやってありました!!
次回は、とある部品の加工と、組み上げをやりたいと思います!!
そんじゃ!!
Posted by fanfan at 11:39│Comments(4)
│リールチューニング
この記事へのコメント
こんばんは♪
CI4ですか、、、
一つ間違えると取り返しが付かなくなりそうですね・・・(汗
ローラークラッチは自分も07ステラは3個仕様でしたが
全然問題は無かったですよ!
次回は、とある部品の加工と、、、
気になりますね!!
例のアレですか?
CI4ですか、、、
一つ間違えると取り返しが付かなくなりそうですね・・・(汗
ローラークラッチは自分も07ステラは3個仕様でしたが
全然問題は無かったですよ!
次回は、とある部品の加工と、、、
気になりますね!!
例のアレですか?
Posted by あみパパ
at 2012年01月27日 19:53

トラウトタックルの件、ありがとうございました。
ふぁんふぁんさんは朝霞ガーデンはご存知でしょうか?
家から自転車で30分くらいにある管釣りです。
なんかマイクロスプーンの発祥地らしいのですが、つまりスレまくってると言うことでしょうか?
これからもシマノ編楽しみにしてます!
ふぁんふぁんさんは朝霞ガーデンはご存知でしょうか?
家から自転車で30分くらいにある管釣りです。
なんかマイクロスプーンの発祥地らしいのですが、つまりスレまくってると言うことでしょうか?
これからもシマノ編楽しみにしてます!
Posted by 釣り人もどき at 2012年01月29日 17:33
こんにちは。
>ローラークラッチが全バラに
な~んだ、みんなヤっちまったことあるんですね。
自分だけかと思ってた。(~_~;)
>ローラークラッチが全バラに
な~んだ、みんなヤっちまったことあるんですね。
自分だけかと思ってた。(~_~;)
Posted by TKD at 2012年01月31日 08:58
あみぱぱさん!
CI4はかなり柔らかので、本当気を使います!!
なので、CI4+が出来たんだと思います!!
それと、玉抜きですがステラでも大丈夫なんですね!!
これすると初動が軽くなるのでかなり有効なチューンですよね!!
釣り人もどきさん!
朝霞ガーデンさんは、すみません!!行ったことがありません…。
基本すれていても、魚は絶対そこにいるので、テクニック次第ではいくらでも狙えます!!
魚が絶対いる!!のに釣れない…そこをテクニックで!!ってなると管釣りにはまると思います!!
TKDさん!!
はい!!良くやります!!シマノはまだやっていないのですが、ダイワではよ~くやりますよ!!
本当は気を付けないといけないのですが、ちょっとしたことでバラバラになるので…。何事もゆっくりあせらずですね!!
CI4はかなり柔らかので、本当気を使います!!
なので、CI4+が出来たんだと思います!!
それと、玉抜きですがステラでも大丈夫なんですね!!
これすると初動が軽くなるのでかなり有効なチューンですよね!!
釣り人もどきさん!
朝霞ガーデンさんは、すみません!!行ったことがありません…。
基本すれていても、魚は絶対そこにいるので、テクニック次第ではいくらでも狙えます!!
魚が絶対いる!!のに釣れない…そこをテクニックで!!ってなると管釣りにはまると思います!!
TKDさん!!
はい!!良くやります!!シマノはまだやっていないのですが、ダイワではよ~くやりますよ!!
本当は気を付けないといけないのですが、ちょっとしたことでバラバラになるので…。何事もゆっくりあせらずですね!!
Posted by fanfan
at 2012年02月28日 11:16

※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。