2012年02月21日
ロッド完成!
まいど!!
今回は、リールじゃなくて珍しくロッドについて!!
それも、今回はロッドビルディングをやってみたいと思います!!
思いのほか良くできたので、ブログアップしたいともいます!!
そんでもって、今まで自分が釣りをやる上で、リールを使いやすいようにいじったり、好きな色に塗ったり…ルアーなんかもこれだ!!ってオリカラに塗ったり、タックルボックスやリリーサーなどといろいろと自分の思うようにカスタムしてきました!
ですが、いろいろやってきた中でロッドって買ってきてそのまま使う…ってのが当り前なのと、ブランクス特性やロッド性能など除けば、カラーなどあまり個性がないし好きなデザインじゃなかったり、それがどうしても許せなくって…。
特に、トラウト系のロッドってやけに渋いデザインだったり、いかにも!!ってほどド定番なデザインだったり、最近はカッコいいものが出ているのですが色使いが黒、茶色、ダークグリーンなど地味な色ばかりでどれも似たりよったり…。それに、良いものはかなり高い!!軽く4万円オーバーから、高いものなら7万円なんて当たり前なので、欲しくても中々手が出ません!!
エントリーモデルや廉価モデルなどになると、いいじゃん!!ってカラーがあるのですが、ガイドやグリップがしょっぱかったり、お金が掛けられないので細かいところが良くなかったりと、なかなか自分が欲しいものがありませんでした…。
つーこんで、良いものが無いなら自分で作ろう!!ってことで、ド初心者ながらロッドビルディングをすることにしました!!
んで、まずは自分がどんなものが欲しいかをまとめてみたいと思います!!
まずは、とにかくカラーは派手に!!渋くてカッコいい…って感じじゃなくって、明るく派手でかわいい感じで作りたいと思います!!感じとしてはバスのトップ用のロッド見たいな派手派手な感じで行きます!!ブランクスカラーはホワイト/イエローのツートンカラーで、スレッドは緑のメタリックスレッドで行きたいなぁ!!
グリップはショート&細く!!本当にメカニックやってんの?ってほど残念なくらい手が小さいので、あまり太いグリップだと握りきれないので、細めで作るのと、基本シングルハンドでキャストするのでリアグリップが長くなくても良いし、長いと邪魔になるのでショートグリップにします!!
それと、セパレートグリップがデザイン的に好きなのでセパレートグリップにします!!
ガイドはチタンフレームでATガイドベースでバッドガイドをKガイドで組みます!!やっぱり、飛距離や重量や感度など性能を追い求めるとチタンフレームにしたいと思います!
ブランクスは、張りがあるけど魚が掛かると良く曲ってくれるブランクスがいいです!
最近、いろいろと教えてもらっている人から、巻き下げの釣りを教えてもらってから、張りがあるロッドがやり易かったので、張りのあるブランクスにしたいです!!乗せというよりは、掛け調子の物にしたいと思います!それと、ソリッドでは無くチューブラーにしたいです!!
最後に、値段が安いこと!!これは絶対条件でやりたいと思います!!
だいたいこんな感じかな?
それでは、早速作りたいのですが、素材集めから行きたいと思います!!!
まずはブランクスから!!
ロッドを作る上で、一番重要な部分なのでかなり慎重に行きたいと思います!!
今回は、張りがあるけど魚が掛かると良く曲るブランクスを探しているのですが、そのようなブランクスを探す場合2種類あります!!
まずは、素のブランクスを売っているロッドビルディングパーツ屋さんがあるのでそこで素のブランクスを買う方法と、今現在釣具屋さんや中古ショップで売っているロッドをばらしてブランクスだけ使う方法があります。
それぞれ、メリットデメリットがあるのですが、まずはロッドパーツ屋さんで売っている素のブランクスは、始めからクリアーなどの塗装がしてあったり、お金は掛かりますが色を塗ってくれるので、グリップとガイドを取り付けるだけで作れます!!なので、作る手間がだいぶはかどります!!値段も比較的安く買えます!
ただ、デメリットとしては、カタログスペックを見ながらでしか選べないので、現物が見れないこと!!実際に注文して、現物が来てなんか感じと違う…なんてことがあるかも知れません!!
ブランクスをバラす方法ですが、メリットは何と言っても、実際に使える状態なのでブランクスがどのような特性かが釣りをして分かること!!しかも、ガイドが付いた状態なので良く分かると思います!!特にガイドを外すとあれっ??ってくらいしゃっきりしちゃうので、ガイドが付いた状態ならその部分も加味して選べると思います!!なので、購入の際失敗がもっとも少ないと思います。
それと、買い方によってはかなりコストダウン出来ます!
エントリーモデルや中古を上手く買うとかなり安く買えます!!ハイエンドモデルなら付いているガイドや装飾用のメタルパーツなど使い回しが出来るので結果安くできると思います!
デメリットですが、バラす手間があるのでとにかく大変です!!しかも上手くしないとブランクス破損なんてこともあるので、かなりの覚悟が必要です!!
んで、自分が選んだ方法ですが、やっぱり作って期待外れってのが嫌なので、実物をこの目で見て選ぶことにしました。なのでバラスのが面倒ですが頑張ります!
そんで、今回本当に初めてなので壊しても良いようにと、コストを抑えるためにハイエンドモデル近いブランクス特性のエントリーモデルを買うことにしました!
選ぶ方法は、たくさんロッドが置いてある釣具屋さんに行って、使いたいハイエンドモデルを片手にエントリーモデルを持って振ったり、天井に押し当ててテーパーを見たりして、一番近いものを選びました!
多分、傍から見たら長時間何やってんだろ??思われてたと思います。
んで、自分が今回選んだロッドは…
エイテックのトラウティズム63ULって竿にしました!!良く釣具屋さんの店頭でリールとセットになっていて5千円ぐらいで売っている本当のエントリーモデルです!!
何でこれだったのかってのは、自分の使いたいハイエンドロッドのテーパーと張り具合と振り抜き感が良く似ていたのと、安いモデルの割には感度が良かったことと、グリップが自分が使いたかったパーツが初めから使っていたので、グリップ部分を大幅にばらさなくても良いのでこのロッドにしました!!
しかも、瀧スぺで最近有名なエイテックってこともあるので、これにしました!
ちなみに買った値段は新品で4千円ちょっとで買いました!!ネットで買うと3千円後半ぐらいで売っているところもあります!!
んで、購入後早速その竿で釣りをしたのですが、これが意外と良いんです!!
張り具合やテーパーなど自分の思っていた通りだし、感度も驚くほどいいんです!!もぞって当たりがあってからすぱっと合わせも決まるし、ランディング中も良く竿が曲るのでバラシが少ないです!!バットパワーもあるので取り込みも早いし!!
さすが!!瀧スぺで有名なエイテックなだけあって、エントリーモデルでも本当に使いやすいです!!
初心者の初めの一本であれば間違えなくお勧めです!!
ただ…ブランクスは良いのですが、グリップが手に合わないのと、グリップのEVAやガイドセットや細かい作り込みなどがやっぱりしょっぱいかな…。
とりあえず、ブランクスは決まったので次にガイドです!!
フジのチタンフレームでATとKガイド仕様にするのですが、これがまたガイドって意外と高いんです!!
ATガイドのセットで大体6000円ぐらいします!!さらに、バットガイドをKガイドのチタンにするとそれだけで3500円ぐらいするのでこれだけでかなりの金額になってしまいます…。
どうしようか悩んでいたときに、たまたま寄った地元の釣具屋さんになんと!!欲しかったATガイドセットが特価で売っていました!
値段はなんと3900円で売っていました!聞けば在庫したのは良いがまったく売れずに残っていたので困ってしまいこの値段で売っていたそうです!
バットガイドのKガイドはロッドパーツを売っている釣具屋さんで購入したのですが、25Jと言う一番大きいサイズとATガイドの浮いたお金でバットガイドの上のガイドの12Jサイズのガイドも買いました!
合計で約4000円!ATガイドセットと同じ値段…なので、ちょっと…と思いましたが、これも理想のため!!お金を掛けるところはちゃんと掛けないと!!ってことで買っちゃいました!!
次にグリップですが、今回はグリップ径を細くするのと、セパレートグリップにするので、まずはグリップに一番重要なリールシートを選びます!!
んで、今回作るにあたっていろいろなジャンルの釣りのロッドを見て勉強しました!!
自分がいいなぁ!って思ったロッドのリールシートがみんな同じタイプで、ネットで調べてみると、フジのVVS16ってリールシートにナット部分がKDPS16ってやつでした。これのいいのは、グリップが細いのと逆付けした場合、リールシートに指が掛けられるので、ロッドの振動が直接手に伝わります。
そんなんで、今回はこのリールシートを逆付け仕様にして、セパレートグリップにすることにしました。
んで、今回買ったロッドが初めからこのセットだったのでそのまま流用することにしました!!
ただ、ナット部分が純正だと短すぎるので、ナットのKDPS16って奴だけ別途購入することにしました。
それと、今回グリップをコルクにするかEVAにするか悩みましたが、長く使いたいのと、加工のしやすさと、値段の関係でEVAにすることにしました!!使ったEVAはフジさんの物が固くて感度良さそうだったのと、リールシートにぴったりなのでフジのEVAにしました!!
それと、ワインディングチェックやバットエンドなどの装飾用のメタルパーツは、なるべく純正で付いていたものを使いつつ、無いものは買うことしました。色は純正品がシルバーだったのでシルバーで統一しました。
次は、ブランクスを塗る塗料ですが、今までリールやスプーンなどを塗っていた2液のウレタン塗料で塗るのですが、ここで今回は少しだけ変更しました!!
変更したのは、硬化剤を通常仕様の物ではなく、高柔軟性硬化剤に変更しました!
通常硬化剤だと、非常に塗膜が固くかっちり仕上がるのですが、固く仕上がるがために曲げるとヒビが入ってしまいます。
高柔軟性硬化剤だと、かなり曲ってもひび割れたり縮み等が出ないそうです!!ゴムボールに塗って潰しても大丈夫だそうです!
今回は、バットはホワイトで、ティップにかけてイエローのツートンに塗る予定です!!
それと、いろいろな方からどこでウレタン塗料を買っているか?って良く質問されるのですが、基本は実家が板金塗装もやっているのでそこから持ってくるのですが、少量を買う場合は自分が良く買っているのは 「ペイントワークス」 さんで買っています!!
ここだと最少量が40cc(プラモ用塗料瓶よりちょっと多いくらい)から買えるので、少量の物を塗る場合には最高です!!値段も300円~500円ぐらいで買えます!!もちろん専用シンナーや専用硬化剤も少量から購入できます!!
自分がいつも買う塗料は、最後の仕上げでトップコートでクリアーを吹くのがめんどくさいのと、軽量化も含め、いつもソリッド塗料を買っています。ソリッド塗料だとクリアーを吹かなくても、綺麗につやが出るのでいつもソリッドを買っています!!
ただし!メタリックベースやパールベースを吹く場合は最後にクリアーを吹いてください!!
それと、ガイドとロッドを固定するスレッドですが近くに釣り具店でたくさん売っているので、そこからスレッドを買うことにしました!!メーカーはスケルターワークスさんの物を買いました!!
んで、今回はイエローブランクスなので、それに合わせて自分の好きな音楽のレゲエの発祥地のジャマイカ国旗をモチーフにグリーンメタリックとブラックのスレッドを買いました!
最後にロッドビルドするための道具を買ったのですが、ロッドビルドで老舗のマタギさんのビギナーセットを買いました!!
このセットは、スレッドのエポキシコートを乾燥させるドライアーとエポキシコート剤と筆と軽量カップとアルコールランプが入った超初心者セットを買いました!!
それと、スレットを巻くときに使う専用のスタンド…ロッドラッパーを買おうか買わないかかなり迷ったのですが、値段が以外と高いのと、見ていたら何だか作れそうだったので、自作することにしました!!!
これが、自作したスレッドスタンドです!!
ロッドを置けるように切れ込みを入れ、ブランクスにキズが付かないようにと滑りどめのために、スポンジを張り付け、ロッドが固定出来るようにゴム紐を付けて完成です!!
使った木材は、近くのホームセンターの木端100円詰め放題で買った木材で作ったのと、ほかのパーツは家にあったもので作ったので、実質100円で出来ました!!
こんな感じで、ロッド用の素材が集まったので、いよいよ製作開始です!!
まずは、とにかくバラバラにばらします!!
まずはガイドを取り外すのですが、スレッドコーティングをカッターで全体的に薄く削ります。
削ったら、最後にガイドの足に沿ってスレッドを切り、取り外します。そのあとはスレッドを綺麗に外して、終了です!ブランクスにキズを付けないように慎重にやってください!!!
コツは、ドライヤーやアルコールランプで温めるとスレッドコーティングがやわらかくなり、作業効率が一気に上がります!!
なので、真夏なんか熱い車内にロッドを入れっぱなしは、スレッドコーティング的にかなりヤバい状況です!!気を付けてください!!!
んで、次にグリップのばらしに取り掛かります!!
今回リールシートはそのまま流用なので、使わないEVAとバットエンドをばらしていきます!
ここでも、カッターやプライヤーなどを駆使してばらしてくのですが、ここでも温めながら作業するとめちゃくちゃやり易くなります!
すべてバラシ終わったら、ブランクス全体を耐水ペーパー800番程度で水砥ぎして、残ったスレッドコートや、接着剤などを削り平らにならします。削り過ぎに注意してください!!
そうしたら、ブランクス塗装ですが、まずはイエローを塗る前に下地にホワイトを塗装します。
大抵ブランクスは黒色なのでいきなりイエローなどの淡い色だと発色が悪くなるのと、厚塗りしないと色が出ないので、初めに下塗りで白色を塗ります。
今回しごき塗装をしようといろいろと準備をしました。
まずはしごき用のゴムを買ってきて、先端の直径の半分程度の穴をあけるのですが、その穴をあけて、塗料を入れる容器も加工して、いざ塗ってみると…。
結構綺麗に塗れたのですが、よく見ると筋ムラがあったり、淡い色だと何度も重ね塗りをしないといけないらしいし、完全乾燥後じゃないと塗装出来ないらしいので、とにかく時間がかかり過ぎます!
とにかくめんどくさいのと、時間がかかり過ぎるのと、仕上がりが???だったので、普段使って慣れているエアブラシで結局塗っちゃいました!!
エアブラシなら、最初から最後まで一気に塗れるので手間が無いし、普段使っているので慣れているのもありムラなく綺麗に塗れるのでこれにしちゃいました!それに、塗膜の調整が出来るので、かなり薄く吹くこともでます!!
薄く吹くことで塗装によるロッド感度低下を防ぐことが出来ます!!
ただ…棒状のものなので、塗りづらいのと、塗装面積が狭いので塗料の乗りが悪いので塗料を意外と使うのがデメリットかな?あとは部屋中が塗装ミストでシャリシャリになるのが…。
ホワイトが完全乾燥後、ツートンの境目をマスキングしてイエローを吹きつけます!!これも極薄く塗装しました!!
ブランクス塗装後は、リールシートを塗装しました!!
こんな感じで、黒のEVAに映えるようにホワイトに塗装しました!!
塗装をするにあたり、リールシートがプラスティックなのでそのままだと塗装がはがれていくので、プライマーと呼ばれる密着剤を先に塗装しておきます。
使った密着剤はその名の通りミッチャクロンってものを使っています!!
塗料の硬化剤は、常に触れる部分なので塗膜が強くないといけないので、通常硬化剤で塗装しました!
乾燥後、そのままグリップ製作に取り掛かります!!
まずはグリップ用のEVAを削るのですが、フロントグリップは通常の長さから短く削りブランクタッチが出来るようにしました。
ナット側のリアグリップはかなり太かったので、ペーパーで削り径を細くしました!
とにかく自分の手に合うように、ひたすら削っては握っての繰り返しで自分の手に馴染むように削っていきます!!
んで、EVAの削り方ですが、80番→180→320とペーパーの番丁を上げて仕上げます。
本当は、ドリルかなんかに固定して回しながら削ると早く出来るらしいのですが、家に無かったので時間がかかりますが手だけで削り出しました。意外と綺麗に出来ました!!
んで、ショートグリップにするため、リアグリップまで行くまでのブランクスを4㎝カットして自分の使いやすい長さにしました!!
出来たEVAと装飾様のメタルパーツを2液のエポキシ接着剤で止めていきます!
今回はコニシボンドの5分硬化タイプを使いました。
ここで、バットエンドを取り付ける時にウエイト調整するとロッドのバランスが取れるので、リールを付けてウエイト調整して、リールフットちょっと前ぐらいに支点が来るように調整します!!
ウエイトは若干重たくなりますが、バランスが取れるので結果軽く感じるようになります!!
今回は、純正でついていたウエイトが絶妙なウエイト加減だったのでそのまま使いました!!
出来上がったのがこんな感じ
こんな感じになりました!!
で、お次にロッドにガイドを取り付けていきます!!
まずは、ガイドを取り付ける前にロッドのスパインと呼ばれるもっとも反発するところ=固い部分であるブランクスの背骨を見つけます!見つけ方はフジのサイトか、マタギさんのサイトにあるのでそれを参考にしてみてください!!!
んで、このスパインの位置を基準にガイドを付けるのですが、スパインに沿ってガイドを取り付けるのか、スパインの反対側にガイドを取り付けるかでだいぶセッティングが変わってくるそうです。
自分は、魚が掛かった時にロッドをよくしならせたかったので、スパインの反対(よくロッドが曲る方)にガイドを取り付けました!!
ガイドの取り付け位置は、フジのニューガイドコンセプトのセッティングを参考にノギス等でガイドの感覚を測りしるしをつけます。これもフジのサイト内にデータがあります!
次に、ガイドの足をスレッドが綺麗に巻けるように少しだけやすりがけします。
しるしを付けた所に、ガイドを仮止めするのですが、マスキングテープを細く切ったものを使い仮止めしました。
全部仮止めして、向きや直線具合を調整してから、いよいよスレッド巻きに入ります!!
巻く方法ですが、まずは自作のロッドラッパーにロッドを置きゴム紐で固定してブレーキをかけます。
で、今回作ったロッドラッパーにはスレッドにテンションを掛けておくテンショナーがありません!!
どうするんだ??ってなると思うのですが…
見づらいですが、こんな感じに雑誌と雑誌に挟みテンションを掛けていきます。
置く雑誌の数か、重しを置いてスレッドに掛かるテンションの変更出来ます
それと、スレッドをロッドまで出す方ですが、雑誌の背側にるすと、スレッドにダメージが少なく毛羽立ちにくくなります!!
ロッドラッパーがあると、スレッドのテンションが一定なので綺麗に巻けるし、ブレーキがかかっているので作業中に手を離してもスレッドがバラけないので超便利です!!
まずはグリーンメタリックでスレッドを巻き、その下に黒のスレッドでトリムを入れました!!
んで、今回市販のロッド見たくするために、ネームタグを作りました!!
使ったのは、転写シートと呼ばれるものでプリンターで作れて、プラモデルのステッカーみたいな要領で水を使って貼り付けます。
こんな感じでネームタグと、ルアーウエイトタグと、バットエンドにも入りました!
最後にエポキシでコーティングするのですが、そのままだと剥がれたり、色がにじんだりするそうなので、ウレタンのクリアー塗装で色止めしました。
そうしたら、最終段階でスレッドをエポキシコートします。
まずは、撹拌用の容器と棒、エポキシを塗る筆を脱脂剤で完全脱脂します。
次にエポキシは主剤と硬化剤の分量を間違えないように正確に測り、よ~く混ぜます!!
今回使ったコート剤は硬化剤の方が少なめにしないと硬化しないものらしいので、正確に測定しました!
固まらないと今までの作業がすべてダメになってしまうので慎重に作業します!!!
ロッドはロッドドライヤーにセットして、電源を入れて回します。
約1日回るので、せっかく塗ったブランクスにキズが入らないように、受け側が当たる部分のブランクスにマスキングテープを張って保護します。
回したまま、筆を使いスレッドとネームタグ部分に塗っていきます。
塗り終わったら、エポキシ内に入っている気泡を消すのと、エポキシの表面を滑らかにするためにアルコールランプで温めます。
温めると気泡が消えていくのと、エポキシが柔らかくなりシャバシャバになっていき自分で平らになって行きます!
多く塗り過ぎた場合ここで余分なエポキシが垂れてくるので、必ず床を汚さないように紙か段ボールなど敷いたほうがいいと思います!!
その後、丸1日ロッドドライヤーに掛け硬化をまちます。
硬化後は修正するところは修正して、再びコーティングして完成です!!
んで、完成したロッドは…
こんな感じでネームタグを付けました!!
イエローブランクスにスレッドはメタリックグリーンとブラックトリムです!
ティップの先端はレッドのトリムを入れました!!
ジョイント部は並継ぎなのですが、印籠継ぎみたく仕上げました!!この方法意外と高級ロッドでもその方式が多いです!!自分のトラスト68や廻天などもこの方式でした!!
自分のは印籠だ!!って思っていても印籠継ぎではないナンチャッテの場合があるのでご注意を!!
見づらいですがジョイント部分のスレッドは、メタリックグリーンに赤スレッドトリムで仕上げました!!
グリップもこんな感じでリールシートに指が掛けられます!!
バランスもこんな感じでリールシートの指を掛けられる部分で取ってあります!!
こんな感じで、素人が初めて作るには我ながらですが想像以上に良い仕上がりになりました!!
今まで、ステンレスフレームのガイドからチタンに代わり軽くなったおかげで、さらに張りがでてかなりしゃっきりした感じになりました!!
そんでもって、実際に釣りに行って使ってみたのですが…。
キャスティングがもともと得意ではない方なのですが、思いのほか飛距離が出ました!キャストもすぱっと決まるし、使っていてかなり気持ちいいです!!
感度ですが、純正よりもガイドが2個増えて若干多支点&若干ナノガイドっぽくなったのでさらによくなったと思います!!
極寒時特有の「もぞって」当たりが驚くほど分かるようになりました!!
さらに、針をなめるような当たりも手元に来るので、感度はかなり良好になりました!!
それとスパインなどの関係から普段はしゃっきりしているのですが、魚が掛かってからしっかり曲るので、何よりバラシが少なくて本当使って楽しいロッドになりました。
グリップも製作段階で太さや長さやバランスなど一番こだわったところなので、パリッと手に馴染むし、良く馴染むおかげで魚の当たりもしっかり伝えてくれます!!何より1日中ストレスなく疲れ知らずで釣りが出来ます!!
それと、かなり目立ちます!!
部屋で作っているときは、思いのほか目立たないなぁ…って思いましたが、太陽光の下だとヤバいくらい目立ちます!!
それと多分これが自作ロッドで一番いいのが、自分で作ったロッドで釣る魚の感動はヤバいほどあります!!
一匹一匹が、それりゃぁ~もう感動します!!
何より、手塩にかけて作ったロッドなので、思い入れが半端ないです!!!
あと、市販品でもあるスレッドやコーティング、ガイドの向きなどの多少の粗があると思うのですが、市販品だとなんだよ!!!!って腹が立つのですが、自作だとそんなことも、まったく気になりません!!
もし嫌ならまたいつでも直せるし、新しいガイドや、グリップパーツが出来てもすぐに交換できるし、ガイドのセッティング変更なども出来るので、末長く使えると思います!!
んでもって、今回かかった金額はトータルで約2万円ぐらいで作成出来ました!!
ブランクスが約4000円とガイドが約8000円とスレッドが約1000円、グリップが約3000円、ロッドビルド用品が約6000円ぐらいです。
工具やショートパーツや塗装用品などは自分が持っているのもを使ったので、その分は差し引いていますが、工具や塗料など一から購入するともう少し費用が掛かります!!それでも、市販のハイエンドロッドよりはかなり安くできると思います!!
今回、本当に初めてロッドビルディングってか、ロッドカスタムをしたのですが、正直ほんの少し手先が器用であれば、誰でも出来ると思います!!
時間と手間はだいぶ掛かりますが、意外と簡単でした!!
しかも、既製品と違いグリップやガイドセットやカラーや今自分の使っているリールに合わせてバランスもとれるので、自分の使いやすいように作れるので、自分の抱いていた理想が追求できると思います!!
今回はなるべくコストを掛けない方向で作ったのですがお金が掛けられるのであれば、装飾パーツやグリップやスレッドなど細かい部分までこだわれるので、凄い一本が出来ると思います!!
それと、一度作るとロッドの仕組みや使用パーツなどが良く分かるともうので、市販のロッドを購入する時などそのロッドの善し悪しがよ~く分かると思います!!ロッド購入時などかなり見方が変わるともいます!!
多分長く釣りをしていると、古くなってしまい使っていないブランクスがあったり、ティップ折れやガイド取れでお蔵入りになっているロッドがあったりと意外と使える素材があると思うので、それでロッド製作をやるのも良いと思います!!
そんでもって、ロッドビルディングやカスタムをやりたい!!お思いの方が出てくると思うのですが、毎回言いますが「各自自己責任」でお願いします!!
今回は市販のロッドをばらしてカスタムしたので、バラす際にかなりのリスクがあります!!
ヘタすると折ったり致命的なキズをつけたりします!!しかもいじったロッドは保障の対象には絶対ならないので、基本自己責任となるので気を付けてください!!
まぁ~いつも通り脅しますが、本当にヘタなことをしない限り壊れないので、案外あっさり作れます!!
作る過程も、使っても、釣っても楽しいので、趣味の一つとしてお勧めです!!!!!!
そんでもって…自分もロッドビルドにかなりはまってしまい、すでにもう一本製作中です!!!
今度のやつは、同じグリップでやわらかめの乗せ調子で作っています!!しかも、感度を出来るだけ追求したいと思っています!!
色はブランクスがピンクとホワイトで、スレッドがメタリックピンクとメタリックパープルで装飾メタルパーツはパープルで組んでいます!
しかも、ガイドは今度フジから出るチタンKRコンセプトガイドを入れる予定です!!
すでにほとんどが出来上がっているので、KRガイド待ちの状態になっています!!
これも、出来上がったらブログアップしたいと思います!
そんじゃ!!
今回は、リールじゃなくて珍しくロッドについて!!
それも、今回はロッドビルディングをやってみたいと思います!!
思いのほか良くできたので、ブログアップしたいともいます!!
そんでもって、今まで自分が釣りをやる上で、リールを使いやすいようにいじったり、好きな色に塗ったり…ルアーなんかもこれだ!!ってオリカラに塗ったり、タックルボックスやリリーサーなどといろいろと自分の思うようにカスタムしてきました!
ですが、いろいろやってきた中でロッドって買ってきてそのまま使う…ってのが当り前なのと、ブランクス特性やロッド性能など除けば、カラーなどあまり個性がないし好きなデザインじゃなかったり、それがどうしても許せなくって…。
特に、トラウト系のロッドってやけに渋いデザインだったり、いかにも!!ってほどド定番なデザインだったり、最近はカッコいいものが出ているのですが色使いが黒、茶色、ダークグリーンなど地味な色ばかりでどれも似たりよったり…。それに、良いものはかなり高い!!軽く4万円オーバーから、高いものなら7万円なんて当たり前なので、欲しくても中々手が出ません!!
エントリーモデルや廉価モデルなどになると、いいじゃん!!ってカラーがあるのですが、ガイドやグリップがしょっぱかったり、お金が掛けられないので細かいところが良くなかったりと、なかなか自分が欲しいものがありませんでした…。
つーこんで、良いものが無いなら自分で作ろう!!ってことで、ド初心者ながらロッドビルディングをすることにしました!!
んで、まずは自分がどんなものが欲しいかをまとめてみたいと思います!!
まずは、とにかくカラーは派手に!!渋くてカッコいい…って感じじゃなくって、明るく派手でかわいい感じで作りたいと思います!!感じとしてはバスのトップ用のロッド見たいな派手派手な感じで行きます!!ブランクスカラーはホワイト/イエローのツートンカラーで、スレッドは緑のメタリックスレッドで行きたいなぁ!!
グリップはショート&細く!!本当にメカニックやってんの?ってほど残念なくらい手が小さいので、あまり太いグリップだと握りきれないので、細めで作るのと、基本シングルハンドでキャストするのでリアグリップが長くなくても良いし、長いと邪魔になるのでショートグリップにします!!
それと、セパレートグリップがデザイン的に好きなのでセパレートグリップにします!!
ガイドはチタンフレームでATガイドベースでバッドガイドをKガイドで組みます!!やっぱり、飛距離や重量や感度など性能を追い求めるとチタンフレームにしたいと思います!
ブランクスは、張りがあるけど魚が掛かると良く曲ってくれるブランクスがいいです!
最近、いろいろと教えてもらっている人から、巻き下げの釣りを教えてもらってから、張りがあるロッドがやり易かったので、張りのあるブランクスにしたいです!!乗せというよりは、掛け調子の物にしたいと思います!それと、ソリッドでは無くチューブラーにしたいです!!
最後に、値段が安いこと!!これは絶対条件でやりたいと思います!!
だいたいこんな感じかな?
それでは、早速作りたいのですが、素材集めから行きたいと思います!!!
まずはブランクスから!!
ロッドを作る上で、一番重要な部分なのでかなり慎重に行きたいと思います!!
今回は、張りがあるけど魚が掛かると良く曲るブランクスを探しているのですが、そのようなブランクスを探す場合2種類あります!!
まずは、素のブランクスを売っているロッドビルディングパーツ屋さんがあるのでそこで素のブランクスを買う方法と、今現在釣具屋さんや中古ショップで売っているロッドをばらしてブランクスだけ使う方法があります。
それぞれ、メリットデメリットがあるのですが、まずはロッドパーツ屋さんで売っている素のブランクスは、始めからクリアーなどの塗装がしてあったり、お金は掛かりますが色を塗ってくれるので、グリップとガイドを取り付けるだけで作れます!!なので、作る手間がだいぶはかどります!!値段も比較的安く買えます!
ただ、デメリットとしては、カタログスペックを見ながらでしか選べないので、現物が見れないこと!!実際に注文して、現物が来てなんか感じと違う…なんてことがあるかも知れません!!
ブランクスをバラす方法ですが、メリットは何と言っても、実際に使える状態なのでブランクスがどのような特性かが釣りをして分かること!!しかも、ガイドが付いた状態なので良く分かると思います!!特にガイドを外すとあれっ??ってくらいしゃっきりしちゃうので、ガイドが付いた状態ならその部分も加味して選べると思います!!なので、購入の際失敗がもっとも少ないと思います。
それと、買い方によってはかなりコストダウン出来ます!
エントリーモデルや中古を上手く買うとかなり安く買えます!!ハイエンドモデルなら付いているガイドや装飾用のメタルパーツなど使い回しが出来るので結果安くできると思います!
デメリットですが、バラす手間があるのでとにかく大変です!!しかも上手くしないとブランクス破損なんてこともあるので、かなりの覚悟が必要です!!
んで、自分が選んだ方法ですが、やっぱり作って期待外れってのが嫌なので、実物をこの目で見て選ぶことにしました。なのでバラスのが面倒ですが頑張ります!
そんで、今回本当に初めてなので壊しても良いようにと、コストを抑えるためにハイエンドモデル近いブランクス特性のエントリーモデルを買うことにしました!
選ぶ方法は、たくさんロッドが置いてある釣具屋さんに行って、使いたいハイエンドモデルを片手にエントリーモデルを持って振ったり、天井に押し当ててテーパーを見たりして、一番近いものを選びました!
多分、傍から見たら長時間何やってんだろ??思われてたと思います。
んで、自分が今回選んだロッドは…
エイテックのトラウティズム63ULって竿にしました!!良く釣具屋さんの店頭でリールとセットになっていて5千円ぐらいで売っている本当のエントリーモデルです!!
何でこれだったのかってのは、自分の使いたいハイエンドロッドのテーパーと張り具合と振り抜き感が良く似ていたのと、安いモデルの割には感度が良かったことと、グリップが自分が使いたかったパーツが初めから使っていたので、グリップ部分を大幅にばらさなくても良いのでこのロッドにしました!!
しかも、瀧スぺで最近有名なエイテックってこともあるので、これにしました!
ちなみに買った値段は新品で4千円ちょっとで買いました!!ネットで買うと3千円後半ぐらいで売っているところもあります!!
んで、購入後早速その竿で釣りをしたのですが、これが意外と良いんです!!
張り具合やテーパーなど自分の思っていた通りだし、感度も驚くほどいいんです!!もぞって当たりがあってからすぱっと合わせも決まるし、ランディング中も良く竿が曲るのでバラシが少ないです!!バットパワーもあるので取り込みも早いし!!
さすが!!瀧スぺで有名なエイテックなだけあって、エントリーモデルでも本当に使いやすいです!!
初心者の初めの一本であれば間違えなくお勧めです!!
ただ…ブランクスは良いのですが、グリップが手に合わないのと、グリップのEVAやガイドセットや細かい作り込みなどがやっぱりしょっぱいかな…。
とりあえず、ブランクスは決まったので次にガイドです!!
フジのチタンフレームでATとKガイド仕様にするのですが、これがまたガイドって意外と高いんです!!
ATガイドのセットで大体6000円ぐらいします!!さらに、バットガイドをKガイドのチタンにするとそれだけで3500円ぐらいするのでこれだけでかなりの金額になってしまいます…。
どうしようか悩んでいたときに、たまたま寄った地元の釣具屋さんになんと!!欲しかったATガイドセットが特価で売っていました!
値段はなんと3900円で売っていました!聞けば在庫したのは良いがまったく売れずに残っていたので困ってしまいこの値段で売っていたそうです!
バットガイドのKガイドはロッドパーツを売っている釣具屋さんで購入したのですが、25Jと言う一番大きいサイズとATガイドの浮いたお金でバットガイドの上のガイドの12Jサイズのガイドも買いました!
合計で約4000円!ATガイドセットと同じ値段…なので、ちょっと…と思いましたが、これも理想のため!!お金を掛けるところはちゃんと掛けないと!!ってことで買っちゃいました!!
次にグリップですが、今回はグリップ径を細くするのと、セパレートグリップにするので、まずはグリップに一番重要なリールシートを選びます!!
んで、今回作るにあたっていろいろなジャンルの釣りのロッドを見て勉強しました!!
自分がいいなぁ!って思ったロッドのリールシートがみんな同じタイプで、ネットで調べてみると、フジのVVS16ってリールシートにナット部分がKDPS16ってやつでした。これのいいのは、グリップが細いのと逆付けした場合、リールシートに指が掛けられるので、ロッドの振動が直接手に伝わります。
そんなんで、今回はこのリールシートを逆付け仕様にして、セパレートグリップにすることにしました。
んで、今回買ったロッドが初めからこのセットだったのでそのまま流用することにしました!!
ただ、ナット部分が純正だと短すぎるので、ナットのKDPS16って奴だけ別途購入することにしました。
それと、今回グリップをコルクにするかEVAにするか悩みましたが、長く使いたいのと、加工のしやすさと、値段の関係でEVAにすることにしました!!使ったEVAはフジさんの物が固くて感度良さそうだったのと、リールシートにぴったりなのでフジのEVAにしました!!
それと、ワインディングチェックやバットエンドなどの装飾用のメタルパーツは、なるべく純正で付いていたものを使いつつ、無いものは買うことしました。色は純正品がシルバーだったのでシルバーで統一しました。
次は、ブランクスを塗る塗料ですが、今までリールやスプーンなどを塗っていた2液のウレタン塗料で塗るのですが、ここで今回は少しだけ変更しました!!
変更したのは、硬化剤を通常仕様の物ではなく、高柔軟性硬化剤に変更しました!
通常硬化剤だと、非常に塗膜が固くかっちり仕上がるのですが、固く仕上がるがために曲げるとヒビが入ってしまいます。
高柔軟性硬化剤だと、かなり曲ってもひび割れたり縮み等が出ないそうです!!ゴムボールに塗って潰しても大丈夫だそうです!
今回は、バットはホワイトで、ティップにかけてイエローのツートンに塗る予定です!!
それと、いろいろな方からどこでウレタン塗料を買っているか?って良く質問されるのですが、基本は実家が板金塗装もやっているのでそこから持ってくるのですが、少量を買う場合は自分が良く買っているのは 「ペイントワークス」 さんで買っています!!
ここだと最少量が40cc(プラモ用塗料瓶よりちょっと多いくらい)から買えるので、少量の物を塗る場合には最高です!!値段も300円~500円ぐらいで買えます!!もちろん専用シンナーや専用硬化剤も少量から購入できます!!
自分がいつも買う塗料は、最後の仕上げでトップコートでクリアーを吹くのがめんどくさいのと、軽量化も含め、いつもソリッド塗料を買っています。ソリッド塗料だとクリアーを吹かなくても、綺麗につやが出るのでいつもソリッドを買っています!!
ただし!メタリックベースやパールベースを吹く場合は最後にクリアーを吹いてください!!
それと、ガイドとロッドを固定するスレッドですが近くに釣り具店でたくさん売っているので、そこからスレッドを買うことにしました!!メーカーはスケルターワークスさんの物を買いました!!
んで、今回はイエローブランクスなので、それに合わせて自分の好きな音楽のレゲエの発祥地のジャマイカ国旗をモチーフにグリーンメタリックとブラックのスレッドを買いました!
最後にロッドビルドするための道具を買ったのですが、ロッドビルドで老舗のマタギさんのビギナーセットを買いました!!
このセットは、スレッドのエポキシコートを乾燥させるドライアーとエポキシコート剤と筆と軽量カップとアルコールランプが入った超初心者セットを買いました!!
それと、スレットを巻くときに使う専用のスタンド…ロッドラッパーを買おうか買わないかかなり迷ったのですが、値段が以外と高いのと、見ていたら何だか作れそうだったので、自作することにしました!!!
これが、自作したスレッドスタンドです!!
ロッドを置けるように切れ込みを入れ、ブランクスにキズが付かないようにと滑りどめのために、スポンジを張り付け、ロッドが固定出来るようにゴム紐を付けて完成です!!
使った木材は、近くのホームセンターの木端100円詰め放題で買った木材で作ったのと、ほかのパーツは家にあったもので作ったので、実質100円で出来ました!!
こんな感じで、ロッド用の素材が集まったので、いよいよ製作開始です!!
まずは、とにかくバラバラにばらします!!
まずはガイドを取り外すのですが、スレッドコーティングをカッターで全体的に薄く削ります。
削ったら、最後にガイドの足に沿ってスレッドを切り、取り外します。そのあとはスレッドを綺麗に外して、終了です!ブランクスにキズを付けないように慎重にやってください!!!
コツは、ドライヤーやアルコールランプで温めるとスレッドコーティングがやわらかくなり、作業効率が一気に上がります!!
なので、真夏なんか熱い車内にロッドを入れっぱなしは、スレッドコーティング的にかなりヤバい状況です!!気を付けてください!!!
んで、次にグリップのばらしに取り掛かります!!
今回リールシートはそのまま流用なので、使わないEVAとバットエンドをばらしていきます!
ここでも、カッターやプライヤーなどを駆使してばらしてくのですが、ここでも温めながら作業するとめちゃくちゃやり易くなります!
すべてバラシ終わったら、ブランクス全体を耐水ペーパー800番程度で水砥ぎして、残ったスレッドコートや、接着剤などを削り平らにならします。削り過ぎに注意してください!!
そうしたら、ブランクス塗装ですが、まずはイエローを塗る前に下地にホワイトを塗装します。
大抵ブランクスは黒色なのでいきなりイエローなどの淡い色だと発色が悪くなるのと、厚塗りしないと色が出ないので、初めに下塗りで白色を塗ります。
今回しごき塗装をしようといろいろと準備をしました。
まずはしごき用のゴムを買ってきて、先端の直径の半分程度の穴をあけるのですが、その穴をあけて、塗料を入れる容器も加工して、いざ塗ってみると…。
結構綺麗に塗れたのですが、よく見ると筋ムラがあったり、淡い色だと何度も重ね塗りをしないといけないらしいし、完全乾燥後じゃないと塗装出来ないらしいので、とにかく時間がかかり過ぎます!
とにかくめんどくさいのと、時間がかかり過ぎるのと、仕上がりが???だったので、普段使って慣れているエアブラシで結局塗っちゃいました!!
エアブラシなら、最初から最後まで一気に塗れるので手間が無いし、普段使っているので慣れているのもありムラなく綺麗に塗れるのでこれにしちゃいました!それに、塗膜の調整が出来るので、かなり薄く吹くこともでます!!
薄く吹くことで塗装によるロッド感度低下を防ぐことが出来ます!!
ただ…棒状のものなので、塗りづらいのと、塗装面積が狭いので塗料の乗りが悪いので塗料を意外と使うのがデメリットかな?あとは部屋中が塗装ミストでシャリシャリになるのが…。
ホワイトが完全乾燥後、ツートンの境目をマスキングしてイエローを吹きつけます!!これも極薄く塗装しました!!
ブランクス塗装後は、リールシートを塗装しました!!
こんな感じで、黒のEVAに映えるようにホワイトに塗装しました!!
塗装をするにあたり、リールシートがプラスティックなのでそのままだと塗装がはがれていくので、プライマーと呼ばれる密着剤を先に塗装しておきます。
使った密着剤はその名の通りミッチャクロンってものを使っています!!
塗料の硬化剤は、常に触れる部分なので塗膜が強くないといけないので、通常硬化剤で塗装しました!
乾燥後、そのままグリップ製作に取り掛かります!!
まずはグリップ用のEVAを削るのですが、フロントグリップは通常の長さから短く削りブランクタッチが出来るようにしました。
ナット側のリアグリップはかなり太かったので、ペーパーで削り径を細くしました!
とにかく自分の手に合うように、ひたすら削っては握っての繰り返しで自分の手に馴染むように削っていきます!!
んで、EVAの削り方ですが、80番→180→320とペーパーの番丁を上げて仕上げます。
本当は、ドリルかなんかに固定して回しながら削ると早く出来るらしいのですが、家に無かったので時間がかかりますが手だけで削り出しました。意外と綺麗に出来ました!!
んで、ショートグリップにするため、リアグリップまで行くまでのブランクスを4㎝カットして自分の使いやすい長さにしました!!
出来たEVAと装飾様のメタルパーツを2液のエポキシ接着剤で止めていきます!
今回はコニシボンドの5分硬化タイプを使いました。
ここで、バットエンドを取り付ける時にウエイト調整するとロッドのバランスが取れるので、リールを付けてウエイト調整して、リールフットちょっと前ぐらいに支点が来るように調整します!!
ウエイトは若干重たくなりますが、バランスが取れるので結果軽く感じるようになります!!
今回は、純正でついていたウエイトが絶妙なウエイト加減だったのでそのまま使いました!!
出来上がったのがこんな感じ
こんな感じになりました!!
で、お次にロッドにガイドを取り付けていきます!!
まずは、ガイドを取り付ける前にロッドのスパインと呼ばれるもっとも反発するところ=固い部分であるブランクスの背骨を見つけます!見つけ方はフジのサイトか、マタギさんのサイトにあるのでそれを参考にしてみてください!!!
んで、このスパインの位置を基準にガイドを付けるのですが、スパインに沿ってガイドを取り付けるのか、スパインの反対側にガイドを取り付けるかでだいぶセッティングが変わってくるそうです。
自分は、魚が掛かった時にロッドをよくしならせたかったので、スパインの反対(よくロッドが曲る方)にガイドを取り付けました!!
ガイドの取り付け位置は、フジのニューガイドコンセプトのセッティングを参考にノギス等でガイドの感覚を測りしるしをつけます。これもフジのサイト内にデータがあります!
次に、ガイドの足をスレッドが綺麗に巻けるように少しだけやすりがけします。
しるしを付けた所に、ガイドを仮止めするのですが、マスキングテープを細く切ったものを使い仮止めしました。
全部仮止めして、向きや直線具合を調整してから、いよいよスレッド巻きに入ります!!
巻く方法ですが、まずは自作のロッドラッパーにロッドを置きゴム紐で固定してブレーキをかけます。
で、今回作ったロッドラッパーにはスレッドにテンションを掛けておくテンショナーがありません!!
どうするんだ??ってなると思うのですが…
見づらいですが、こんな感じに雑誌と雑誌に挟みテンションを掛けていきます。
置く雑誌の数か、重しを置いてスレッドに掛かるテンションの変更出来ます
それと、スレッドをロッドまで出す方ですが、雑誌の背側にるすと、スレッドにダメージが少なく毛羽立ちにくくなります!!
ロッドラッパーがあると、スレッドのテンションが一定なので綺麗に巻けるし、ブレーキがかかっているので作業中に手を離してもスレッドがバラけないので超便利です!!
まずはグリーンメタリックでスレッドを巻き、その下に黒のスレッドでトリムを入れました!!
んで、今回市販のロッド見たくするために、ネームタグを作りました!!
使ったのは、転写シートと呼ばれるものでプリンターで作れて、プラモデルのステッカーみたいな要領で水を使って貼り付けます。
こんな感じでネームタグと、ルアーウエイトタグと、バットエンドにも入りました!
最後にエポキシでコーティングするのですが、そのままだと剥がれたり、色がにじんだりするそうなので、ウレタンのクリアー塗装で色止めしました。
そうしたら、最終段階でスレッドをエポキシコートします。
まずは、撹拌用の容器と棒、エポキシを塗る筆を脱脂剤で完全脱脂します。
次にエポキシは主剤と硬化剤の分量を間違えないように正確に測り、よ~く混ぜます!!
今回使ったコート剤は硬化剤の方が少なめにしないと硬化しないものらしいので、正確に測定しました!
固まらないと今までの作業がすべてダメになってしまうので慎重に作業します!!!
ロッドはロッドドライヤーにセットして、電源を入れて回します。
約1日回るので、せっかく塗ったブランクスにキズが入らないように、受け側が当たる部分のブランクスにマスキングテープを張って保護します。
回したまま、筆を使いスレッドとネームタグ部分に塗っていきます。
塗り終わったら、エポキシ内に入っている気泡を消すのと、エポキシの表面を滑らかにするためにアルコールランプで温めます。
温めると気泡が消えていくのと、エポキシが柔らかくなりシャバシャバになっていき自分で平らになって行きます!
多く塗り過ぎた場合ここで余分なエポキシが垂れてくるので、必ず床を汚さないように紙か段ボールなど敷いたほうがいいと思います!!
その後、丸1日ロッドドライヤーに掛け硬化をまちます。
硬化後は修正するところは修正して、再びコーティングして完成です!!
んで、完成したロッドは…
こんな感じでネームタグを付けました!!
イエローブランクスにスレッドはメタリックグリーンとブラックトリムです!
ティップの先端はレッドのトリムを入れました!!
ジョイント部は並継ぎなのですが、印籠継ぎみたく仕上げました!!この方法意外と高級ロッドでもその方式が多いです!!自分のトラスト68や廻天などもこの方式でした!!
自分のは印籠だ!!って思っていても印籠継ぎではないナンチャッテの場合があるのでご注意を!!
見づらいですがジョイント部分のスレッドは、メタリックグリーンに赤スレッドトリムで仕上げました!!
グリップもこんな感じでリールシートに指が掛けられます!!
バランスもこんな感じでリールシートの指を掛けられる部分で取ってあります!!
こんな感じで、素人が初めて作るには我ながらですが想像以上に良い仕上がりになりました!!
今まで、ステンレスフレームのガイドからチタンに代わり軽くなったおかげで、さらに張りがでてかなりしゃっきりした感じになりました!!
そんでもって、実際に釣りに行って使ってみたのですが…。
キャスティングがもともと得意ではない方なのですが、思いのほか飛距離が出ました!キャストもすぱっと決まるし、使っていてかなり気持ちいいです!!
感度ですが、純正よりもガイドが2個増えて若干多支点&若干ナノガイドっぽくなったのでさらによくなったと思います!!
極寒時特有の「もぞって」当たりが驚くほど分かるようになりました!!
さらに、針をなめるような当たりも手元に来るので、感度はかなり良好になりました!!
それとスパインなどの関係から普段はしゃっきりしているのですが、魚が掛かってからしっかり曲るので、何よりバラシが少なくて本当使って楽しいロッドになりました。
グリップも製作段階で太さや長さやバランスなど一番こだわったところなので、パリッと手に馴染むし、良く馴染むおかげで魚の当たりもしっかり伝えてくれます!!何より1日中ストレスなく疲れ知らずで釣りが出来ます!!
それと、かなり目立ちます!!
部屋で作っているときは、思いのほか目立たないなぁ…って思いましたが、太陽光の下だとヤバいくらい目立ちます!!
それと多分これが自作ロッドで一番いいのが、自分で作ったロッドで釣る魚の感動はヤバいほどあります!!
一匹一匹が、それりゃぁ~もう感動します!!
何より、手塩にかけて作ったロッドなので、思い入れが半端ないです!!!
あと、市販品でもあるスレッドやコーティング、ガイドの向きなどの多少の粗があると思うのですが、市販品だとなんだよ!!!!って腹が立つのですが、自作だとそんなことも、まったく気になりません!!
もし嫌ならまたいつでも直せるし、新しいガイドや、グリップパーツが出来てもすぐに交換できるし、ガイドのセッティング変更なども出来るので、末長く使えると思います!!
んでもって、今回かかった金額はトータルで約2万円ぐらいで作成出来ました!!
ブランクスが約4000円とガイドが約8000円とスレッドが約1000円、グリップが約3000円、ロッドビルド用品が約6000円ぐらいです。
工具やショートパーツや塗装用品などは自分が持っているのもを使ったので、その分は差し引いていますが、工具や塗料など一から購入するともう少し費用が掛かります!!それでも、市販のハイエンドロッドよりはかなり安くできると思います!!
今回、本当に初めてロッドビルディングってか、ロッドカスタムをしたのですが、正直ほんの少し手先が器用であれば、誰でも出来ると思います!!
時間と手間はだいぶ掛かりますが、意外と簡単でした!!
しかも、既製品と違いグリップやガイドセットやカラーや今自分の使っているリールに合わせてバランスもとれるので、自分の使いやすいように作れるので、自分の抱いていた理想が追求できると思います!!
今回はなるべくコストを掛けない方向で作ったのですがお金が掛けられるのであれば、装飾パーツやグリップやスレッドなど細かい部分までこだわれるので、凄い一本が出来ると思います!!
それと、一度作るとロッドの仕組みや使用パーツなどが良く分かるともうので、市販のロッドを購入する時などそのロッドの善し悪しがよ~く分かると思います!!ロッド購入時などかなり見方が変わるともいます!!
多分長く釣りをしていると、古くなってしまい使っていないブランクスがあったり、ティップ折れやガイド取れでお蔵入りになっているロッドがあったりと意外と使える素材があると思うので、それでロッド製作をやるのも良いと思います!!
そんでもって、ロッドビルディングやカスタムをやりたい!!お思いの方が出てくると思うのですが、毎回言いますが「各自自己責任」でお願いします!!
今回は市販のロッドをばらしてカスタムしたので、バラす際にかなりのリスクがあります!!
ヘタすると折ったり致命的なキズをつけたりします!!しかもいじったロッドは保障の対象には絶対ならないので、基本自己責任となるので気を付けてください!!
まぁ~いつも通り脅しますが、本当にヘタなことをしない限り壊れないので、案外あっさり作れます!!
作る過程も、使っても、釣っても楽しいので、趣味の一つとしてお勧めです!!!!!!
そんでもって…自分もロッドビルドにかなりはまってしまい、すでにもう一本製作中です!!!
今度のやつは、同じグリップでやわらかめの乗せ調子で作っています!!しかも、感度を出来るだけ追求したいと思っています!!
色はブランクスがピンクとホワイトで、スレッドがメタリックピンクとメタリックパープルで装飾メタルパーツはパープルで組んでいます!
しかも、ガイドは今度フジから出るチタンKRコンセプトガイドを入れる予定です!!
すでにほとんどが出来上がっているので、KRガイド待ちの状態になっています!!
これも、出来上がったらブログアップしたいと思います!
そんじゃ!!
Posted by fanfan at 14:34│Comments(4)
│ロッドビルディング
この記事へのコメント
こんばんは。
初めてとは思えない位良い出来ですね。
エイテックのロッドは以前所有していましたが、超ハイCPですよね。
黄色いのもありました。
バットエンドキャップはバランサーとしては良いのですが、金属だと立てかける時に滑るのが困りものです。
私もそうなのですが、スレッドのエポキシコーティングがフラットにならずにぼてっとしてしまいますね。
感度に拘るのなら、ティップ部のスレッドを最小にしてエポキシもぎりぎりまで薄くすると良いと思います。
初めてとは思えない位良い出来ですね。
エイテックのロッドは以前所有していましたが、超ハイCPですよね。
黄色いのもありました。
バットエンドキャップはバランサーとしては良いのですが、金属だと立てかける時に滑るのが困りものです。
私もそうなのですが、スレッドのエポキシコーティングがフラットにならずにぼてっとしてしまいますね。
感度に拘るのなら、ティップ部のスレッドを最小にしてエポキシもぎりぎりまで薄くすると良いと思います。
Posted by izumi at 2012年02月21日 23:55
ロッド作りは楽しいですよね!!
僕も鱒レンジャーをグリップ改造して、ガイドをチタンKガイドにしました。
それなりに使えるようになってこの間朝霞ガーデンに行ってきて、使ってきました。
6時間もやって十数匹しか釣れなかったのですが、ちっちゃいマスの引きが癖になりそうでした。
それと、いくつか質問があり、長文になりそうなのでメッセージにて送信します。
僕も鱒レンジャーをグリップ改造して、ガイドをチタンKガイドにしました。
それなりに使えるようになってこの間朝霞ガーデンに行ってきて、使ってきました。
6時間もやって十数匹しか釣れなかったのですが、ちっちゃいマスの引きが癖になりそうでした。
それと、いくつか質問があり、長文になりそうなのでメッセージにて送信します。
Posted by 釣り人もどき at 2012年02月25日 18:27
izumiさん!!
エイテックのロッドは本当に超コストパフォーマンスに優れていると思います!!
普通に、気持ちよく使えるので驚きでした!!!
それと、バットエンドですがやっぱり滑るのが気になります!!多分コストの問題だと思うのですが…。
それと、スレッドコーティングですが、やっぱり盛り気味になってしまいました…。
自分がロッドビルディングを教えてもらった人に聞いたのですが、エポキシを替えるか、薄め液でシャバシャバにすると薄くできるそうです!!
なので、次回は感度を狙いたいので薄く仕上がるように対策したいと思います!!
エイテックのロッドは本当に超コストパフォーマンスに優れていると思います!!
普通に、気持ちよく使えるので驚きでした!!!
それと、バットエンドですがやっぱり滑るのが気になります!!多分コストの問題だと思うのですが…。
それと、スレッドコーティングですが、やっぱり盛り気味になってしまいました…。
自分がロッドビルディングを教えてもらった人に聞いたのですが、エポキシを替えるか、薄め液でシャバシャバにすると薄くできるそうです!!
なので、次回は感度を狙いたいので薄く仕上がるように対策したいと思います!!
Posted by fanfan at 2012年02月28日 11:24
釣り人もどきさん!
かなり高級鱒レンジャーですね!!
こう言ったことが出来るのもロッドビルディングの醍醐味ですね!!
それと、初管釣りで十数本なんてかなり良い方だと思います!!
十数年前に初めて釣りに行ったときは、思いっきりボウズだったんで、かなり凄いと思います!!
ぜひ!管釣りも時々行ってみてください!!
かなり高級鱒レンジャーですね!!
こう言ったことが出来るのもロッドビルディングの醍醐味ですね!!
それと、初管釣りで十数本なんてかなり良い方だと思います!!
十数年前に初めて釣りに行ったときは、思いっきりボウズだったんで、かなり凄いと思います!!
ぜひ!管釣りも時々行ってみてください!!
Posted by fanfan at 2012年02月28日 11:29
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