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2009年12月08日

中古旧イグニスのチューンドリールまでの道のり その①

まいど!

今回から、タックルベリーで一目ぼれした中古の旧TDイグニスがチューンドリールになるまでを連載していきたいと思います。


まず、前回書いたとおりにまずは実際釣りに行こうって思ったのですが…。

初めから付いていた、ZPI製カーボンハンドルの長さがとても気に入らないんです

中古旧イグニスのチューンドリールまでの道のり その①
なんたって、長さが55mm…。

今、使ってるイグジストやルビアスは全部プレッソの31mmハンドルに交換済み。


ハンドルを短くしてから、巻上げが少し重たくなりましたが真冬のライン、ロッドに出ないような魚がルアーくわえて「のぺ~」って一緒についてくるような微妙な当たりが取りやすくなりました。


それに群馬冬は風が強いんで、ラインで当たりとれないんです!!

ロッドをダウンポジションにして、なるべくラインを水中から出さずにリールに出る、「コッチ」って当たりとか、「ズ~ン」って重たくなる当たりを取るためにも、ショートハンドルが必要なんです!!

そうなると、55mmってありえないんです…。


じゃぁ~どうするかって、ショートハンドルを買うかって思ったのですが、すでにシルバークリーク&TD Z-C系のショートハンドルがそんなに選べないのと、あっても結構高い…。

これからチューンするのにベアリング買ったり、純正パーツ買うんで出来るだけ出費はおさえたいし…。

だったら、先人の名言?のように「お金が無いなら、時間と手間をかけろ」って言葉の通り時間と手間を掛けることに!!

で、よ~くカーボンハンドルを見たら、案外いけるかも?ってことになったのでやることに!!


そんでもって、よ~く見た結果はこのZPIのカーボンハンドルってメインのカーボンシャフトをハンドルの根元部分とノブが付くところに差し込んで接着剤で固めて、さらに抜け防止でピンが圧入したあるだけなんです!!!



ようは、抜け防止ピンと接着剤をいかにして剥がすかで出来ちゃうんです!!


ではまず、ピンをどう抜こうか?ってところから

中古旧イグニスのチューンドリールまでの道のり その①


上の画像のとおり(すでにピンは抜けていますが…)ハンドルノブ部分に2つの穴が対角に開いておりここに、1,5mmのシャフトが圧入してあります。

 初めは、プレスに掛けてピン抜こうと思いましたが、1,5mmを押せるピンポンチがあるわけも無いんで、ここは男のハンマー攻撃で…。


中古旧イグニスのチューンドリールまでの道のり その①

こんな感じで、ニードル(千枚どうしの強いバージョン、今回はPB製のストレートニードル)を使って、ハンドルノブ部分を、ソケットレンチのソケットに掛けて、ピン部分にニードルの先に当てて、ピンから針先が逃げないようにして、ニードルのグリップ部分をハンマーで叩くと、叩いた逆側の穴からピンが抜けてきます。

叩くときは本当に注意!!グリップたたきそこねると手を撃つし、ピンにちゃんと当たってないとハンドルノブ側の金具を傷つけるし、最悪手に刺さる…って可能性も…。

まぁ…去年から言ってますが「各自自己責任で!!!」

ピンの頭が少し出てきたら、今度はペンチなどを使って、ぐりぐりしながらピンを抜いてやります。

これをハンドルノブ側の2箇所行います。


中古旧イグニスのチューンドリールまでの道のり その①


抜けるとこんな感じのピンです!!


次は、カーボンシャフトとハンドルノブ側の接着剤を剥がしていきます。


ここからは細心の注意を払って作業を行ってください!!

カーボンシャフトからハンドルノブ側の金具をねじりながら、接着剤を剥がしていきます。

結構固いので、ねじる際はハンドルノブが刺さるシャフトを曲げないようにしてください!!自分は直接ハンドルノブ側のシャフトを持たずに、ペンチに布を巻いて傷をつけないようにはさみ、ペンチで回して剥がしました!

あまりにも固い場合は、ヒートガンなどで暖めてから回すと、かなり回しやすくなると思います!!


接着剤を剥がして、カーボンシャフトとハンドルノブ側の金具がはずれたら、カーボンシャフトをお好みの長さに切ります。

今回はプレッソの31mmに近ずけるために、現状55mmなので約22mm切って33mmにしました!

んで、カーボンシャフトって思いのほかかなり固いので、金属カット用の弓のこで切ったほうが無難です。

中古旧イグニスのチューンドリールまでの道のり その①

こんな感じで、ばっさり切ってやって端面をまっすぐにして、角の面取りを行います。

ここまでしたら、一度ハンドルノブ側の金具を一度はめてみます。

刺さり具合と、どれだけ刺さるかと、ここでハンドルノブのセンターだしなどをして、カラーペンなどでマーキングしておきます。


中古旧イグニスのチューンドリールまでの道のり その①

今度は、カーボンシャフトの金具に刺さった部分を、400番ぐらいの紙やすりで軽く磨き傷が出来るまで磨き、パーツクリーナーなどで脱脂します。

同時にハンドルノブ側の金具の内側も紙やすりを軽く掛け、脱脂しておきます。


そしたら、次に接着剤で固定します。

今回使った接着剤はこれ…。

中古旧イグニスのチューンドリールまでの道のり その①

レースで使っていた、とにかく半端無いほど超強力な、2液のエポキシ接着剤!ドイツ製らしいです!!

ちょうど、会社で使う仕事があったので、少しだけもらいまいした。

こんな、業務用な物はそうそう手に入らないので、市販で売っている30分硬化の2液のエポキシ接着剤で十分だと思います。

 シャフトの紙やすりで擦った部分に、接着剤を塗ってハンドルノブ側の金具に差し込みます。

このときに先ほどマークした合わせマークを合わせます!


で…ここで先ほど抜いたピンはどうすんだ?ってなりますよね!!

今回はこいつは使いません!!


新たに穴を開けようにも、まっすぐ穴開けるのって結構難しいので、失敗するリスクを考えると…。それも2箇所…。

さらに一回圧入したものって、もう一度圧入すると抜けやすいんです!


で、今回はピンを圧入するのでは無く、ピンの刺さっていた穴に同じ直径の1,5mmのドリルで、約1mmだけ穴を掘ります。

もちろん4箇所!

そうしたらその穴に先ほどの接着剤を流し込みます。

掘った穴と、ハンドルノブの穴が完全に埋まるぐらい、流し込みます。

そんでもって、接着剤が固まれば完成です!!!


こんなんで大丈夫?って思いますが、接着剤が強力だし、どうせ管釣りのスプーニングなんでそんなに負荷がかからないし、ラインも太いの使っても3lbだしね!

管釣りで使う分なら、十分な強度だとおもいます。

中古旧イグニスのチューンドリールまでの道のり その①


こんな感じで、ZPIのZ文字がかぶるぐらい短くなりました!!

今回はこんなかんじで、ハンドルのショート加工チューンをしました。本当何度も書きますが、これは完全ふぁんふぁん的チューンなので正解ではありません!!!もしも、ショート加工する場合は必ず「各自自己責任で!!」願いします。



これで、ようやっと釣りにいけるので、次回は釣りに行ったときのインプレッションと、一度ばらして中身を見てみたいと思います。

そんじゃ!!






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この記事へのコメント
以前ベアリングの記事を参考にさせていただきました。

ボクも55mmハンドルを持て余していて、タイムリーだったのでまた参考にさせていただいてぶった切りました。

また参考にさせていただきます。
Posted by cru at 2009年12月10日 13:37
遅くなりましたが、BLOG再開楽しみにしておりました。
今日、ZPIの45mmをfanfanさんチューンを参考に自己責任で切っちゃいました。
ストレートピンを抜くのに苦労しましたが、何とかエポキシ接着まで行けました。
fanfanの様に器用じゃないので、ハンドルは傷だらけですわ。(笑)
乾いたら1本だけでもピンを打ちたいんですが、確かに穴開が難しそうですね。圧入プレスも家に無いし。。。。

今後も楽しみにしております。
では、また。
Posted by HughHugh at 2009年12月20日 18:09
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